総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北海道総合通信局 > トピックス記事 > IP告知システムを100%有効活用するために − 「情報通信基盤利用に係る研究会」が開催されました −

IP告知システムを100%有効活用するために
− 「情報通信基盤利用に係る研究会」が開催されました −

平成23年10月31日up

  去る10月26日、札幌市内で第2回「情報通信基盤利用に係る研究会」が開催されました。
  この研究会は、ブロードバンド整備によりIP告知システムを利用している道内町村の実務担当者が情報交換や勉強会を実施しているもので、今回は第2回目の会合となります。

  はじめに、座長である喜茂別町の菅原 章嗣(すがわら あきつぐ)町長から参加者への慰労と激励、関連団体への協力に感謝するご挨拶がありました。次に来賓として北海道総合通信局の渡邉情報通信部長から「高速ブロードバンドを住民のために生かしてほしい。IP告知システムの担当者が一堂に会して意見交換するこのような会は、全国でも珍しい。今後の活動にも期待したい」と挨拶を行いました。
  研究会では、出席した各町村担当者から新しい取り組みや近況について報告があり、双方向を生かした子供向けクイズや英会話学習、防災、高齢者世帯の見守り、住民が感心を寄せるフォトコンテストや子供たちの学校行事の放映など、様々な取り組みが紹介されました。その後、東日本電信電話株式会社による音声読み上げソフトの紹介があり、デモ機を使用し、3社のソフトの音声の聞き比べやイントネーション修正作業についての説明を受けました。実際にソフトを導入している町の担当者からは、使い勝手についての感想が出されていました。
  次に、株式会社アイ・コミュニケーション取締役 目次 俊夫(めつぎ としお)講師による、IP告知端末で動画配信するための動画放送研修が行われました。本格的なカメラと三脚を使って、撮影機材購入時のポイント、使いやすい機器の特徴、機能についての解説があり、また、カメラワークのタブーや見ている人が一番楽なアングルの工夫など、撮影や編集のテクニックを惜しみなく講義していただきました。参加者からは、日頃見ているテレビのニュース映像がまさに浮かんできたと、感嘆の声があがっていました。

  最後の意見交換の時間には、「できるだけ運営コストを削減したい」「今日聞いたことを参考に自分たちの町でも活用を工夫したい」等々の発言があり、IP告知という共通のシステムを導入している担当者同士が共感し、切磋琢磨できる、充実した研究会となった模様です。

会場全体画像

各町村担当者から新しい取り組みや近況について報告

デモ画像

音声読み上げソフトのデモ風景

研修画像

動画放送研修

IP告知システム

  ブロードバンド回線を利用し、専用のIP網により映像や音声を視聴・聴取できるシステム。テレビ電話の機能を有したものもある。

ページトップへ戻る