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地域の安全と活性化に活躍するICT

平成24年3月27日up

  初山別村は、人口約1,400人(約600世帯)、65歳以上の住民が34.2%の村です。近年、度々道内で集中豪雨が発生し、村では防災に弱い町なのではという認識もあったことから、平成22年に発生した天人峡の事故をきっかけに村内の情報化を進めることとなりました。

  防災情報を送るシステムとしては、日本気象協会北海道支社の「携帯電話で防災情報を送るシステム」を導入。気象警告・避難勧告・クマ出没状況等の緊急情報をメールで一斉に通知でき、また、警察からの不審者目撃情報、開発局からの国道通行止・迂回路情報が村民に配信され、利用する方から大きな支持を受けています。携帯電話については高齢者等の利便性を考え、スマートフォン、一般的な携帯、簡単携帯、見守り専用携帯、それに一般的な携帯を用意し、希望者宅を回り、操作説明をして村民に機種を選んでもらう等使用する方のニーズに配慮しました。驚いたことに携帯を配布中、高齢者でも一般的な携帯を選ぶ人が多く、特に、80代のおばあさんから「見守り専用携帯じゃ、使い勝手が悪い。メールくらいできる!」と言われたこともあり、必ずしも高齢者には「簡単に操作できる携帯がよい」という考え方は当てはまらないようです。産業振興対策室の奥 博嗣主幹は「最初は大変だが、一度覚えてもらうとみんな理解してくれるので様子を見ていきたい」と話していました。

  教育では、平成23年度から村内の中学校全生徒41人にiPadを配布。千歳科学技術大学と連携し“eラーニング”を実施し学習効果・学習者のペース・学習記録等の検証を行っています。子どもたちの利用については、まだ慣れてもらう段階でありインフラ整備と並行していろいろと利用方法を考えていくとのことです。

  今後の村の将来像として、村内はまだADSLとISDNなので、5GHzのFWAや国道沿いのファイバーの活用などのインフラ整備をいろいろと考えており、インターネット環境を利用した生活支援について平成26年まで検討した上で、国道沿いのアクセスポイント、フリースポットなども増やしたいとのことでした。

  今回、初山別村を訪問し取材をしている最中、ちょうど奥主幹の携帯に“札幌方面道路の封鎖”の道路情報メールが入り、朝から暴風雪で帰路を心配していたところ、どうにか無事に帰ることができ、はからずもシステムの有用性を実感しました。

大水局長画像

初山別村経済課長兼農業委員会局長
大水 秀之 氏

奥主幹画像

産業振興対策室主幹 奥 博嗣 氏

メール画像

携帯に届いた道路情報メール

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