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報道資料

平成29年11月6日
北陸総合通信局

日本気象協会のXバンドMPレーダ無線局に免許
〜 北陸3県では、民間初。雨・雪・あられの判別が可能に 〜

 総務省北陸総合通信局(局長 濱島 秀夫(はましま ひでお))は、本日、一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:石川 裕己(いしかわ ひろき))に対して、実験試験局(XバンドMPレーダ無線局)の免許を付与しました。
 免許を付与したXバンドMPレーダは、北陸3県では民間初となるもので、従来の気象観測レーダと比べて、きめ細かく・短い時間の間隔で、雲の中の粒子の形状を測定することで、高精度な雨・雪・あられの予報が可能となるものです。

【免許した実験試験局の概要】

申請者 一般財団法人日本気象協会
周波数 Xバンド(9GHz帯)
空中線電力 200W
無線設備の常置場所 福井県三方郡美浜町

※ XバンドMP(マルチパラメータ)レーダとは
 XバンドMPレーダは、既存のレーダに比べて、高分解能・高頻度で観測可能な最新型のレーダです。
 9GHz帯の水平偏波と垂直偏波の2種類の電波を同時に送受信することで、3次元で雨などの観測を行います。
 従来型のレーダと比較して、きめ細かく短い時間の間隔で雨を観測することが可能となり、具体的には、50kmの距離までおよそ50m四方毎に1分間隔で雨などの分布が判別できます。


連絡先
無線通信部陸上課
担当:森田、大竹
電話:076−233−4484

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