深く考えてみよう
テーマ
2
セルフコントロール編
〜ルールやモラルを守って使おう〜
8他者の権利を侵害する投稿・二次利用・ダウンロード
トラブル事例について
“深く”考えてみよう
テレビ番組、映画、ライブ映像、音楽、書籍、キャラクターetc…
世の中は誰かの著作物であふれています。
それらを許可なく公開やアップロードをしたら、どんなことになるでしょう?
A作者を苦しめることになる
自分の作品が無断で思わぬ使われ方をされると、作者や制作に関わる人たちは嫌な思いをします。大好きな作品ならなおさら、作る側の人たちのことを想像して行動しましょう。
B次の作品が生まれなくなる
作品ごとに、作者、演奏者、歌手、制作会社ほか多くの関係者がいて、大変な苦労をして作品を生み出しています。たくさんの人に向けて許可なくアップロードされれば、本来得られるはずの対価(お金)が入らなくなってしまいます。
Cスクリーンショットや画面録画は?
動画やライブ配信の映像をスクリーンショット・画面録画することは、禁止されている場合が多く、録画などしたものをSNSでアップロード、販売すれば著作権侵害となります。もちろん、違法なものと知りつつダウンロードする行為も侵害となります。
解説
「著作権は法律で守られている」ことをもっと意識して

動画や写真を投稿するサイトは年齢を問わず人気ですが、こどもたちがさまざまな著作物を無許可でアップロードしてしまい、著作権侵害となるケースが生じています。アップロードだけでなく、違法であることを知りながら著作物をダウンロードした場合も(個人で楽しむ範囲でも)、違法として2年以下の懲役又は200万円以下の罰金(またはその両方)を科せられることがあります。これは営利目的でなくても適用されます。

また、著作権とは異なりますが、自分のSNSでプロフィール欄に有名人の写真を利用する、友人の写真や動画を許可なく掲載するといったことは肖像権などの侵害にあたる可能性があるので注意しましょう。

無料で使える曲や画像でも、利用の条件をしっかり読み、ルールに従った使い方をしなければなりません。

ワンポイントアドバイス!

学校教育における著作物の複製やインターネット送信は、
教育の観点から“例外的に”認められていますが、
学生なら何でも出来るわけではありません。
正しい使い方をするためにも、しっかりルールを調べてみましょう。

動画コンテンツ集