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情報発信編
~被害者にも加害者にもならないために~
20有名人の悪口を投稿する人はいるけれど

学習のポイント

~誰かを傷つける投稿もその投稿の拡散も絶対にだめ!
場合によっては取り返しのつかないことにも~

事例20。とある人気配信者の話す内容がまったく共感できなかったので、その配信者について調べてみたら、結構な数の悪口が書かれていたから、それらを片っ端から拡散してすっきりした気持ちになっていたら、その配信者から名誉棄損罪などで訴えられて落ち込んでいるシーン。

ハートきゅんのイラスト

ここから僕が解説します

事例20解説。僕、ハートきゅんが解説します。特定の人物の悪口を再投稿して拡散させたら、訴えられてしまいました。誰かを傷つけるような書き込みをするのはご法度です。むやみに広めることも同じように禁止されていますよ。そもそも、自分がされたら嫌なことは他人にもしちゃだめです。相手が誰であろうと、悪口を言ったり、傷つけたりしないこと。SNSはハートですよ。

考えてみよう
イラ立ちを覚えたり、その人を許せない気持ちが高ぶって、過激な投稿で個人攻撃をする人がいます。
再投稿 も含めこうした行為をしないために注意したいことは?

※再投稿:共感したり気に入ったりした情報をそのまま投稿して他者に広める行為。
サービスにより「リグラム」「リポスト」などと称される。

A誹謗ひぼう中傷≠批判意見

相手を傷つける言葉や言い回しは、批判ではなく誹謗中傷。絶対に投稿・再投稿をしてはいけません。

B匿名性による気のゆるみ

名乗らなくても、それが誰かがわかる仕組みがあります。投稿する内容には責任をもって。

Cカッとなっても立ち止まって

怒りにまかせた投稿は炎上したり訴えられたりすることも・・・。勢いで投稿しない習慣を身につけましょう。

もっと詳しく
「目立つ存在なんだから仕方がない」という主張は通用しない

SNS上で、悪意を感じる投稿を見かけることがあります。中には「正義感からやったこと」と主張する人もいるようですが、“立場”や“事実かどうか”を問わず、人格を否定または攻撃するような投稿は正義ではありません。

近年、動画投稿者・配信者やインフルエンサー、事件・事故の関係者ほか、『有名な人』と感じる範囲が広がると共に、主体的に投稿する人以外の“安易に再投稿・拡散する人”も増えています。たくさんの悪口が集まれば、集団攻撃となり人を酷く傷つけます。たとえ相手がどんな人であっても、単に再投稿しただけであっても、民事上・刑事上(損害賠償請求、名誉毀損罪や侮辱罪による懲役刑や罰金刑など)の責任を問われる可能性があります。このことを肝に銘じて、法律や利用規約などのルールやモラルを意識した、正しい利用を心がけましょう。

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