本年2月から全国500ヶ所以上のパソコン教室で開催しているオンライン申請講習会。会場のひとつで、本講習会の開催実績が多く受講者からの満足度が高い千葉県浦安市の「パソコムプラザ新浦安」の講習会の様子をご紹介します。
2月某日、千葉県浦安市の「パソコムプラザ新浦安」では午後1時に講習会がスタートしました。
まず、「講習テキスト」が配られます。
パソコン上に表示される画面や解説ポイントがまとめられた講習テキストは約160ページ。
受講者は、自宅に持ち帰ることができますので、受講中のメモなどを書き込むことも可能です。
続いて、「手順早わかり表」が配られました。
これは講習の流れとともに、自分がいま何の操作をしているのかが簡単にわかるように要点だけをまとめたものです。
カリキュラムは、講習テキストに沿いながら「オンライン申請の準備」から始まります。
まずICカードリーダライタの設定を行います。パソコンの操作に詰まった場合には講師の先生がていねいに教えてくれます。
つぎは「ソフトの設定」。ソフトをインストールして電子証明書のパスワードを入力すると、本人氏名などの情報が画面に表示されます。事前説明とオンライン申請の共通事項に関する説明はこれで終了です。
つぎに「e-Tax編」の講習へと進みます。こちらも講習テキストを見ながらの進行となります。e-Taxの利用に必要な設定をすませ、「e-Taxの利用」のステップに移ると、各種数値の入力です。受講者はすでに慣れた手つきでキーボードを操作しており、入力方法などの説明を受けます。そして最後の「入力終了」をクリックすると、実際に確定申告書を提出した気分になるのか、みなさんの顔に安堵の表情が浮かんでました。
パソコムプラザ新浦安では「e-Gov編」の講習も行っています。
年金加入記録照会の方法を「e-Tax編」と同じく講習テキストに沿ってカリキュラムが進みます。パソコン環境の確認やJava実行環境の設定を終えて、基本情報の入力を開始。個人情報の入力ページは、仮のデータを入力します。申請情報入力ページが表示されたあとは、講習テキストでその後の手順が説明されて終了です。
最後におさらいをしたあと、パソコン上でアンケートに回答してオンライン申請講習会は終了します。
増田先生によると、この講習会には、専用サイトや電話で申し込まれた方のほか、パソコン教室の生徒さんも参加しているとのこと。パソコンの習熟度もさまざまで、身近なテーマに置き換えての説明や、パソコン操作自体を"面白い" "楽しい"と実感してもらえるように工夫されていました。「ソフトのインストールなどは初めての経験という方も結構いらっしゃるので、質問に答えながらていねいに説明しています」。講習では、難しい言葉は使わずに、テキストと口頭での説明を織り交ぜながらオンライン申請の方法を理解してもらっていました。普段のパソコン操作では体験しない設定手順も何か所かあり、そこでつまづかないよう、受講者への配慮にも余念がありませんでした。受講者からは、「思っていたよりも簡単だった」とか、「テレビで紹介されていたe-Taxを実際に体験できてよかった」といった感想が寄せられているとのことです。
受講された方に感想をうかがいました。