ネットワークを介して通信するには、その当事者どうしがあらかじめ共通に認識しておくべき事柄があります。すなわち、どこの誰(個人や組織、相手方のアプリケーション)とどのような方法(通信の手順)で、何を渡すか(文書や伝票の様式等)について、通信の最初の時点で、お互いに認識しておくことが不可欠です。こうした認識すべき対象のことをオブジェクトといいます。その中には、国際的に一意に識別できるように登録・管理することが必要なものがあります。こうしたオブジェクトに対して「オブジェクト識別子」と呼ばれる数字列を付与することにより、国際的な一意識別を可能としています。
オブジェクト識別子は、それを構成する各要素値(レベルごと)に分け、ITU−T勧告X.660に従い、指定・管理することとされています。
総務省では、「0 2 440」に続く、レベル4の構成要素値を指定・管理しています。(下図参照)
※参考:
オブジェクト識別子に係る推奨通信方式(平成2年郵政省告示第729号)