行政相談改善事例

内定通知を受けた部屋の入居を取り消されたことに納得できない

(申出要旨)

   私は、独立行政法人都市再生機構の団地に住んでいますが重度身体障害者で車椅子が必需品であり、ベランダにリフトが設置できる棟の1階の部屋へ転居希望を出していたところ、同機構のAセンターから内定通知がありました。ところが、改造に着工した後に、同機構のBセンターが、私の内定を確認せず、別の高齢者に同部屋の入居決定をしたことが分かりました。私の方が早く入居の内定通知を受けているにもかかわらず、Aセンターは、「別の空き部屋を紹介するので、入居を辞退してほしい。」と言ってきましたが納得できない。

(処理結果)

   相談を受けた行政相談委員は、申出人宅及び転居希望先である部屋の調査を行い、同機構Aセンターに申出内容を通知しました。その結果、申出人の主張が認められ、同センターから申出人のもとに入居決定通知書が届けられ、申出人が入居できるようになりました。

老朽化した橋を修繕し、騒音・振動を軽減してほしい

(申出要旨)

   私は2年半ほど前に、国道に架かるA橋の近くに引っ越してきたが、この橋を通行する自動車(特に大型トラック)が増え、その騒音・振動に悩まされ、夜も眠ることができず困っています。大型車両が通るたびに橋に数か所ある接続部分から衝撃音が出ているようなので、A橋を修繕し、車両通行時の騒音・振動を軽減してほしい。

(処理結果)

   申出を受けた千葉行政評価事務所が、申出人と一緒に現地調査を行いました。その結果、橋が老朽化しており、接続部分からは衝撃音が出ていました。
   現地調査の結果を踏まえ、A橋を管理している千葉県B土木事務所に申出内容を伝えるとともに、騒音・振動の軽減について検討を要請したところ、B土木事務所の騒音・振動原因調査の結果から6か所ある接続部分のうち2か所の伸縮装置に損傷があり、ここから騒音が発生していると考えられることが分かりました。
   B土木事務所では、予算を確保し、接続部分2か所の伸縮装置の補修工事を行い、騒音・振動が軽減されました。

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