小学生ではなく「少国民」

どうして小学生なのにいろいろな訓練をしたのぉ?

当時は小学生のことを『少国民(しょうこくみん)』といったんだよ。

『少国民』?

そう、天皇陛下(てんのうへいか)に仕(つか)える小さな皇国民(こうこくみん)という意味でね、『少国民』と呼ばれていたんだ。
男の子たちは兵隊さんになってお国のために戦うことが夢だったねぇ。

そっか、兵隊さんかぁ、ちょっとかっこいいな〜

でも、兵隊さんは戦争にいったら、「お国のためにりっぱに死ぬ」ことが、すばらしいとされていたんだよ。

え〜、死んじゃうの〜

そうだよ。
「日本は絶対に戦争に勝つ」と教えられたんだ。
今じゃ考えられないね。

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