所在 | 石垣市バンナ公園 |
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住所 | 沖縄県石垣市バンナ丘(石垣空港より 車で約10分) |
連絡先 | 沖縄県 福祉保健部 福祉・援護課 098−866−2177(直通) |
建立者 | 沖縄県 |
建立年 | 平成9年3月29日 |
※H25.11発行「平成25年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式」より
(調査時期H25年度/情報提供元は、沖縄県 福祉保健部 福祉・援護課)
※写真提供 沖縄県
【表】
八重山戦争マラリア犠牲者
慰霊之塔
八重山戦争マラリア犠牲者
慰霊之塔
太平洋戦争の末期、沖縄県八重山地域においては
軍の作戦展開の必要性から住民が悪性マラリアの有
病地域である石垣島、西表島の山間部への避難を強
いられ、過酷な生活の中で相次いでマラリアに罹患
し、三千余名が終戦前後に無念の死を遂げるに至っ
た。
国は、終戦から五十年を経た平成八年度に、これ
ら犠牲者の御霊を慰めるため、沖縄県へ「八重山地
域マラリア死没者慰籍事業」の助成を行った。
この碑は同事業の一環として遺族等からなる「沖
縄戦強制疎開マラリア犠牲者援護会」の協力を得て
建立されたものであり、遺族がその思いを込めて御
霊の名を小石に記し碑の中に納めてある。
この碑が八重山の戦争マラリア犠牲者の御霊を慰
め、その悲惨さを後世に永く伝え、世界の恒久平和
創造への礎となることを祈る。
平成九年三月二十九日
沖縄県知事 大田昌秀