報道資料
平成23年12月9日
「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会 第三次報告書」及び「環境クラウドサービスの構築・運用ガイドライン」の公表
総務省は、平成21年2月27日から「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会」(座長:齊藤忠夫 東京大学名誉教授)を開催し、円滑なIPv6(注1)対応に向けた促進方策について検討してきました。
今般、同研究会において、「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会 第三次報告書」及び「環境クラウドサービスの構築・運用ガイドライン」を取りまとめましたので公表します。
また、本取りまとめに当たって実施した意見募集の結果についても併せて公表します。
1 経緯
総務省では、円滑なIPv6対応に向けた促進方策を検討するため、平成21年2月27日より「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会」を開催しています。
先般、アジア太平洋地域にIPアドレスを分配しているAPNIC及び我が国のIPアドレスを管理するJPNICにおいてIPv4(注2)アドレスの在庫が枯渇し、ISP等におけるIPv6インターネット接続サービスの提供が本格化した状況を踏まえ、同研究会において「第三次中間報告書(案)」及び「環境クラウドサービスの構築・運用ガイドライン(案)」を作成し、平成23年9月14日から同年10月13日までの間、意見募集を行ったところ、前者について9件、後者について3件の意見提出がありました。
その結果等を踏まえ、「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会 第三次報告書〜IPv4アドレス枯渇を迎えた課題解決先進国「日本」〜」及び「環境クラウドサービスの構築・運用ガイドライン」を取りまとめましたので、公表します。
(注1)IPv6(Internet Protocol Version 6):IPv4の後継規格であり、IPアドレス数がほぼ無限(3.4×1038個)、IPv4に比べてセキュリティ機能の追加及び設定の簡素化等の特徴がある。
(注2)IPv4(Internet Protocol Version 4):現在のインターネットの主要な基本技術として利用されている通信方式。ネットワークに接続されるコンピュータ等を識別するための数字をIPアドレスと呼び、IPv4では約43億個のIPアドレスを割り当てることができる。
2 第三次報告書等の公表
当該意見募集の結果を踏まえ、本研究会で取りまとめた資料は以下のとおりです。
・IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会 第三次報告書
(別紙1)
・IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会 第三次報告書 概要
(別紙2)
・環境クラウドサービスの構築・運用ガイドライン
(別紙3)
3 意見募集の結果
提出された意見及びそれに対する考え方は以下のとおりです。
・「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会 第三次中間報告書(案)」に対する意見及びこれらに対する考え方
別紙4
・「環境クラウドサービスの構築・運用ガイドライン(案)」に対する意見及びこれらに対する考え方
別紙5
なお、総務省ホームページの「報道資料」欄及び電子政府の総合窓口[e-Gov]の「パブリックコメント」欄に掲載するとともに、連絡先窓口において配布します。
<<関係報道資料>>
※本研究会の配布資料、議事要旨については、次のURLを御参照ください。
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