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会見発言記事

野田総務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年1月19日

冒頭発言

 おはようございます。
 本日は、私の方からの報告は1件です。


第196回国会(常会)総務省提出予定法案等

 次期通常国会に提出を予定している総務省提出予定法案について、お知らせをします。
 総務省全体では、4法案を次期通常国会に提出する予定です。
 まず、予算関連法案としては、
 ・ 平成30年度の税制改正に対応する地方税法等の改正法案
 ・ 地方財政対策に対応する地方交付税法等の改正法案
を国会に提出し、御審議をお願いしたいと考えています。
 その他に提出を予定している法律案としましては、
 ・ IoT機器を悪用したサイバー攻撃によるインターネット障害が深刻化していることに対応するため、電気通信事業法等の改正法案
 ・ 公的統計の効率的な作成及び調査票情報等の活用を図るための統計法等の改正法案
について検討を進めており、準備が整い次第、順次国会に提出し、御審議をお願いしたいと考えています。
 与野党の皆さん、国民の皆さんの御理解を得て、総務省の提出法案が早期に成立するよう、総務省を挙げて取組んでまいりたいと思います。
 詳細については、担当にお問い合わせをください。


 私の方からは、以上です。
 

質疑応答

NHK経営計画(2018〜2020年度)

問:
 NHKがこのほど、経営計画をまとめました。それによりますと、受信料の一律値下げはしないということが示されています。ほかにインターネットの常時同時配信については、直接的な言及はないんですけれども、ネットの活用を図っていくんだということが書かれています。これらについて、大臣の受け止めをお聞かせください。
答:
 NHKが公表した2018年度から20年度までの経営計画のことですが、受信料収入等の増加、経費節減により確保する財源について、4K・8K放送、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の充実を図るとともに、受信料の負担軽減策を実施するとされています。受信料額については、3か年の収支計画の中では据え置くとされています。
 経営計画に沿う形で策定された平成30年度予算については、16日に上田会長から提出がなされたところであり、今後、放送法の規定に基づいて受信料額の据え置きの件も含めて検討し、その結果を総務大臣意見としてまとめて、閣議決定を経て国会に提出いたします。
 ネットの活用については、何よりも国民・視聴者のニーズに応えるサービスとすることが一番大切です。
 例えば、ネット同時配信の試験的提供については、我が国の放送サービス向上の観点から、公共放送としての実施ニーズの把握、民間放送事業者との共有等を図りつつ取組んでいただくとともに、災害情報の提供については、積極的なネット活用に取組んでいただければというふうに考えています。

問:
 NHKのことなんですけれども、NHK、今回の経営計画で、公共放送から公共メディアに変わるということを中心的なテーマに挙げているんですけれども、NHKのメディアというのは、放送プラス、ネットでの配信をするということだという説明なんですけれども、現状、まだNHKのネット配信をどのように認めるかということが議論されてない中で、こういう目標を出すというのは、先走りであったり、あるいは、国会や法律を軽視しているという批判もありますけれども、大臣はどのようにお考えでしょうか。
答:
 そういうことを掲げているということは承知しているんですけれども、ご承知のとおり、NHKの常時同時配信については、今、総務省の「放送を巡る諸課題に関する検討会」で、とりまとめの検討を進めてもらっているので、公共放送としてのあるべき姿について、これからも活発な議論をしていただき、放送全体としての新たな技術にも対応した発展を目指していただくということを、私は期待しています。
 常時同時配信等については、特段スケジュールを決めているわけではないので、今後引き続き、繰り返しですけど、国民・視聴者に理解を得ていくことが重要で、引き続き丁寧に議論していきたいと思っています。

安倍総理大臣の平昌オリンピック競技大会への出席

問:
 日韓外相会談で、安倍総理の平昌オリンピック競技大会の出席を求められましたが、総理の出席について、大臣としては、どのようにお考えですか。
答:
 これは、今、総理を始めとし、様々な関係者が御検討されているところなので、注視していきたいなと。私個人としての特段の意見というのはありません。総理自らがご判断されることだと思います。

国会提出予定法案

問:
 今国会の法案の提出が、新規の法案がなく、改正などで4本ということで結構絞られたというお考えはあるのか。
答:
 特に絞っていません。やるべき法案を各関係が出してきたということで、そもそも絞るという発想で出てきたわけではないので、はい、大丈夫です。

問:
 ほか、よろしいですか。では、ありがとうございます。
答:
 ありがとうございました。

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