おはようございます。
私から5点ございます。
【東日本大震災8周年】
まず1点目は、来週11日に、東日本大震災の発生から8年を迎えます。
ここに改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に、心からお見舞い差し上げます。
私自身、1月に福島県庁で内堀知事と会談をした後、南相馬市、浪江町、大熊町を訪問いたしましたが、復興に向けて取り組んでいる方々の姿を拝見いたしまして、発災後の約8年間のご苦労を感じた次第であります。被災地は、復興に向けての第一歩を踏み出した状態だと改めて感じました。
今後とも「閣僚全員が復興大臣」との強い思いの下、総務省としては、被災地の復興に向けてしっかりと取組んでまいりたいと思います。
【
緊急消防援助隊の編成等に関する基本計画の改定】
次に、本日、緊急消防援助隊の編成等に関する基本計画を改定いたしましたので、発表いたします。
改定の主なポイントについてですが、まず、南海トラフ地震などへの対応力の強化のため、目標とする部隊を6,000隊から6,600隊に増隊し、そのための車両などの整備を拡充します。
また、今回の増隊と車両整備によりまして、大規模水害に特化した救助部隊や、化学剤によるテロ災害に対応した専門部隊をそれぞれ創設することといたします。
これらによりまして、緊急消防援助隊の一層の充実強化を図ることといたしております。
詳細については、担当にお問い合わせいただきたいと思います。
【ゆうちょ銀行の預入限度額の見直しに係る郵政民営化法施行令の一部改正】
3点目は、本日、「郵政民営化法施行令の一部を改正する政令」を閣議決定しました。
現在、通常貯金と定期性貯金を合算して1,300万円までとなっている預入限度額を、それぞれ1,300万円までに見直すものでございまして、本政令は4月1日に施行します。
これによりまして、利用者利便が一層向上するものと期待しております。
詳細については、担当にお問い合わせいただきたいと思います。
【
家計調査結果】
4点目、本日の閣議におきまして、家計調査結果について報告をしました。そのポイントを説明いたします。
全国二人以上世帯の1月の消費支出は、一年前に比べて、変動調整値で名目2.2%の増加、実質2.0%の増加となりました。
電気代などの「光熱・水道」などが実質減少となった一方で、リフォーム関係を含む住居の「設備修繕・維持」や「自動車等関係費」などが実質増加となりました。
一年前と比べた世帯の消費支出は、前月に続いて、名目、実質ともに増加となっており、持ち直しの動きが見られます。
詳細は、統計局にお問い合わせいただきたいと思います。
【
厚生労働省の賃金構造基本統計調査に関する調査・検証の結果(1)】
5点目でございますけれども、先月から行政評価局のプロジェクトチームにより取組んでおりました、厚生労働省の賃金構造基本統計調査に関する調査・検証の結果を、本日緊急報告として取りまとめるに至りました。
本調査においては、今年1月の基幹統計の点検の際の対応を中心とした仕事のやり方を検証してきたところでございますが、この間の調査におきまして、一連の問題の背景には、遵法意識の欠如、事なかれ主義の蔓延、組織内のコミュニケーション不足といった問題があることが明らかになりました。
報告書においては、こうしたガバナンス面の問題に対して、再発防止に向けた論点を提示させていただきました。
厚生労働省は、今回の調査結果を踏まえ、しっかりと再発防止策を講じていただきたいと考えております。
報告書の詳細については、後ほど事務方から説明いたします。
以上です。