報道資料
平成23年8月3日
700MHz帯安全運転支援通信システムの導入に向けて
−情報通信審議会からの一部答申−
総務省は、本日、情報通信審議会(会長:大歳 卓麻 日本アイ・ビー・エム株式会社 会長)から、平成21年7月28日付け情報通信審議会諮問第2029号「ITS無線システムの技術的条件」のうち「700MHz帯安全運転支援通信システムの技術的条件」について一部答申を受けました。
1 背景
VICS(道路交通情報通信システム)やETC(自動料金収受システム)に代表されるように、ITS(高度道路交通システム)は我が国の重要な社会基盤の1つとなっており、近年は、安全や環境等の様々な分野での課題解決の手段として、その更なる高度化を図るための取組が進められているところです。
特に、交差点等における交通事故を削減するための安全運転支援システムの実現に向け、車載器同士や車載器と路側機間で自車の位置や速度情報等を送受信する車車間通信・路車間通信の技術開発や実証実験、衝突防止レーダの高度化等の安全運転支援通信システムに関する各種取組が進められております。
さらに、総務省が開催した「ITS無線システムの高度化に関する研究会」において、2012年7月以降地上テレビジョン放送のデジタル化完了後に利用可能となる700MHz帯の周波数帯を用いたITS無線システムの導入に向けて、利用イメージ(
別紙1)や通信要件等についての報告書を平成21年6月に取りまとめました。
このような背景を踏まえ、700MHz帯安全運転支援通信システムの導入が可能となるよう、平成21年7月30日から情報通信審議会において「ITS無線システムの技術的条件」(平成21年7月28日付け情報通信審議会諮問第2029号)のうち「700MHz帯安全運転支援通信システムの技術的条件」について審議が行われ、本日、一部答申を受けました。
2 答申の概要
3 今後の予定
総務省では、本一部答申を踏まえ、700MHz帯安全運転支援通信システムの導入に向け、技術基準の策定を進めていく予定です。
【関係報道資料】
・「ITS無線システムの高度化に関する研究会」報告書(案)に対する
意見募集の結果及び報告書の公表(平成21年6月5日)
・「ITS無線システムの技術的条件」に関する情報通信審議会への諮問(平成21年7月28日発表)
・移動通信システム委員会 報告(案)に対する意見の募集
(700MHz帯安全運転支援通信システムの技術的条件について)(平成23年6月24日発表)
・移動通信システム委員会 報告(案)に対する意見の募集の結果
(700MHz帯安全運転支援通信システムの技術的条件について)(平成23年8月2日発表)
・情報通信審議会 情報通信技術分科会 会議資料
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