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報道資料

平成21年7月28日

「ITS無線システムの技術的条件」に関する情報通信審議会への諮問

 総務省は、本日、情報通信審議会(会長:大歳 卓麻 日本アイ・ビー・エム株式会社会長)に対し、「ITS無線システムの技術的条件」について諮問しました。

1 諮問の背景

 VICS(道路交通情報通信システム)やETC(自動料金収受)システムに代表されるように、ITS(高度道路交通システム)は我が国の重要な社会基盤の1つとなっており、近年は、安全や環境等の様々な分野での課題解決の手段として、その更なる高度化を図るための取組が進められているところです。
 特に、交差点等における交通事故を削減するための安全運転支援システムの実現に向け、車載器同士や車載器と路側機間で自車の位置や速度情報等を送受信する車車間通信・路車間通信の技術開発や実証実験、衝突防止レーダの高度化等の安全運転支援通信システムに関する各種取組が進められております。
 更に、総務省が開催した「ITS無線システムの高度化に関する研究会」において、2012年7月以降地上テレビジョン放送のデジタル化完了後に利用可能となる700MHz帯の周波数帯を用いたITS無線システムの導入に向けて、利用イメージや通信要件等についての報告書が本年6月に取りまとめました。
 本件は、このような状況を踏まえ、地上テレビジョン放送のデジタル化完了後に安全運転支援通信システムで利用されるものを含む新たなITS無線システムの速やかな導入を図るため、ITS無線システムの技術的条件について諮問したものです。

2 諮問内容

 ITS無線システムの技術的条件(700MHz帯安全運転支援通信システムの技術的条件 他) (詳細は別紙1PDF参照)

3 検討体制

 情報通信審議会情報通信技術分科会における審議に資するため、情報通信技術分科会の下に新たに設置された「ITS無線システム委員会」(主査:川嶋 弘尚 慶應義塾大学大学院教授。構成員は、別紙2PDFのとおり。)において検討されます。

4 今後の予定

答申を受けた後、関係規定の整備を行う予定です。
<関係報道資料>
○ 「VHF/UHF帯における電波の有効利用のための技術的条件」に関する情報通信審議会からの一部答申及び意見募集の結果(平成19年6月27日報道発表)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/070627_4.html

○ 周波数割当計画の一部を変更する告示案に係る電波監理審議会に対する諮問及び意見募集の開始 -地上アナログテレビジョン放送のデジタル化完了に伴う周波数の分配について- (平成19年9月12日報道発表)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/pdf/070912_11.pdf

○ 周波数割当計画の一部を変更する告示案に係る電波監理審議会から答申及び意見募集の結果 -地上アナログテレビジョン放送のデジタル化完了に伴う周波数の分配について- (平成19年11月14日報道発表)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/pdf/071114_2.pdf

○ 「ITS無線システムの高度化に関する研究会」の開催 (平成20年10月27日報道発表)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/081027_3.html

○ 「ITS無線システムの高度化に関する研究会」報告書(案)に対する意見募集の結果及び報告書の公表 (平成21年6月5日報道発表)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/14422.html


連絡先
総合通信基盤局電波部移動通信課

担 当:井出課長補佐、大塚国際係長
電 話:(直通)03-5253-5896 (代表)03-5253-6111 
FAX:03-5253-5946
E-mail: itsradio_atmark_ml.soumu.go.jp
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