総務省は、「革新的ビッグデータ処理技術導入推進事業」の「RPA導入補助事業」に係る地方公共団体の公募及び「地方公共団体におけるAI活用に関する調査研究」に係る実証グループの公募を4月15日(月)まで行いました。
このたび、それぞれに対する提案の中から、外部有識者による評価を経て、総務省は採択候補団体及び実証グループを決定しましたので、お知らせします。
総務省は、「革新的ビッグデータ処理技術導入推進事業」(事業概要は別紙1)の「RPA導入補助事業」に係る地方公共団体の公募及び「地方公共団体におけるAI活用に関する調査研究」に係る実証グループの公募を行いました。
公募の結果、計82団体から応募がありました。「RPA導入補助事業選考委員会」による評価を踏まえ、以下の82団体を採択候補団体として決定しました。
採択候補団体 | |
---|---|
北海道 | 稚内市、室蘭市、函館市 |
東北 | 奥州市、角田市、秋田県、郡山市、会津美里町 |
関東 | 品川区、世田谷区、狛江市、日野市、八王子市、多摩市、東久留米市、小田原市、鎌倉市、相模原市、さいたま市、新座市、北本市、流山市、市原市、市川市、山梨県、富士吉田市 |
信越 | 長野県、塩尻市、伊那市、長岡市 |
北陸 | 加賀市、南砺市、氷見市 |
東海 | 藤枝市、湖西市、豊橋市、岡崎市、半田市、春日井市、犬山市、大府市、阿久比町、四日市市、桑名市 |
近畿 | 滋賀県、大津市、竜王町、舞鶴市、東大阪市、堺市、泉大津市、守口市、三田市、伊丹市、尼崎市、西宮市、宝塚市、姫路市、奈良市、和歌山県、橋本市 |
中国 | 島根県、出雲市、福山市、尾道市、下関市、宇部市 |
四国 | 徳島県、高知県、愛媛県、松山市、西条市 |
九州 | 筑紫野市、糸島市、須恵町、佐賀市、玄海町、荒尾市、宇城市、大分県、大分市、奄美市 |
公募の結果、計12グループから応募がありました。「自治体AIクラウド化検討会」による議論を踏まえ、以下の3グループを採択しました。
提案団体 (◎が各実証グループの代表団体) |
事業名 |
---|---|
・福島県会津若松市(◎) ・奈良県橿原市 ・株式会社BSNアイネット ・アクセンチュア株式会社 |
福祉関係情報の集積・AI分析等による市民サービス高度化実証事業 (DV、虐待、孤独死等の潜在要支援対象者の発見・支援) |
・兵庫県姫路市(◎) ・茨城県つくば市 ・株式会社エーティーエルシステムズ |
クラウドAIによる行政情報・健診情報等分析実証事業 (AIを活用した EBPM(根拠に基づく政策)推進、未来の市民を脅かすリスクの早期発見・早期対応) |
・福岡県北九州市(◎) ・山口県下関市 ・株式会社日立製作所 |
AIによる自治体業務総合支援実証事業 (膨大な通達文書・業務マニュアルの高度検索・関連文書紐付検索、事務ミス防止等) |
今後、採択候補団体との間で交付手続を行います。それぞれの補助事業完了後に提出される実績報告書を元に、総務省において、RPA導入効果等をまとめた事例集を作成する予定です。
今後、各実証グループの提案に基づきクラウドAIの開発・実証を行いつつ、全国地域情報化推進協会(APPLIC)と連携して標準化の検討を進めてまいります。これらの成果を踏まえ、自治体及び自治体にクラウドAIサービスを提供する事業者が参照できる「自治体AI活用ガイドブック(仮称)」を策定する予定です。