中国総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、平成27年11月25日(水)、鳥取市のとりぎん文化会館において、「電波の安全性に関する説明会」を開催しました。この説明会は、広く一般の方々を対象に、電波の安全性に関する総務省の取組や、電波の性質、人体への健康リスク及び電波の生体影響に関する国際機関での取組等について解説することにより、電波の安全性に関する正しい知識と理解の普及を図ることを目的として開催したものです。
はじめに、中国総合通信局 村田電波監理部長から「電波は、暮らしや社会インフラを支えている一方で、人体に好ましくない影響を与えるのではないかという不安や、心臓ペースメーカ等の医療機器に誤動作を与えるのではないか、といった懸念の声も聞かれる。本日は、皆さんに安心して電波を利用してもらうため、専門家から説明していただきます。」と挨拶いたしました。
最初に、総務省 総合通信基盤局 電波環境課長 杉野 勲から、総務省での電波の安全性に関する調査研究やその結果を踏まえたガイドラインの策定等、最新の動向について説明がありました。
続いて、国立保健医療科学院 上席主任研究官牛山 明氏から、携帯電話の電波が健康に影響を与えるのではないかという不安に対し、「リスクとは何か」について、ご説明いただきました。
さらに、電気通信大学産学官連携センター客員教授 ・ 名古屋工業大学名誉教授の藤原 修氏から、工学の立場から、電波の性質と人体に及ぼす影響・安全性と電波防護ガイドラインについて、ご説明いただきました。
説明会には、通信事業者、通信工事関係者、放送事業者をはじめ、医療機関及び行政機関等から85名の参加があり、熱心に聴講されました。
中国総合通信局では、電波の性質や健康への影響などについて正しい理解を深めていただくために、平成28年3月に広島市で説明会を開催する予定です。
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連絡先 電波利用環境課/電話:(082)222−3311 |