中国総合通信局は、令和元年12月9日(月)、岡山コンベンションセンター(岡山市北区)において中国情報通信懇談会(会長:苅田 知英(中国経済連合会会長))等との共催により「5G利活用セミナーin岡山」を開催しました。
本セミナーには、ICT関連をはじめ製造、建設等の企業、地方公共団体、教育機関などから137名の方が参加されました。
講演1では、総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 調査官 田中 博より総務省の5Gに関する施策や、令和元年12月に始まるローカル5Gの制度について説明しました。
講演2では、KDDI株式会社 ソリューション事業企画本部 5G・IoTサービス企画部グループリーダー 武内 康知 氏より、携帯電話事業者として、5G環境を整備するだけではなく、地域と共に課題を解決していくとの講演がありました。
講演3では、日本電気株式会社 デジタルサービスソリューション事業部 事業部長代理 吉本 裕 氏から、5Gを活用した新しい社会価値を、地域と共に創造することが重要であるとの講演がありました。
講演4では、SOMPOホールディングス株式会社 Future Care Lab in Japan 所長 片岡 眞一郎 氏から、広島市で実施される介護施設での5G実証試験をきっかけに、介護分野において5GやICT技術が活用できるところに集中的に配置され、介護職員の負担軽減や人材不足の解消につなげたいとの講演がありました。
講演の中で共通して、5Gは提供者と利用者とが共に考えて利活用することが肝要であると述べられました。
最後に主催者である中国情報通信懇談会電波利用促進部会長 齋 礼 氏(広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション支援学科教授)より、5Gをうまく活用できれば、我々の生活はより豊かになることが期待できると閉会の挨拶がありました。
中国総合通信局では、引き続き5Gをはじめ電波の利活用による地域課題の解決や地域の活性化に取り組んでまいります。