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「ホワイトスペース特区」に関する提案の募集

  総務省では、ホワイトスペース活用の制度化への反映やビジネス展開を促進するため「ホワイトスペース特区」を創設し、平成22年9月10日(金曜日)から、「ホワイトスペース特区」に関する提案を募集しています(平成22年10月15日(金曜日)まで)。
  ホワイトスペースとは、放送用などある目的のために割り当てられているが、地理的条件や技術的条件によって他の目的にも利用可能な周波数をいいます。例えば放送用の13〜52chのうち、その地域で使われていないチャンネルなどを指します。ただし、その地域においてホワイトスペースであるチャンネルを用いても、既存事業者に影響を与える場合があるため、調査が必要となります。
  総務省では、ホワイトスペースを活用したサービスやシステムについて、原則として2012年までの制度化を目指し、今回、「ホワイトスペース特区」を募集するものです。各都道府県で少なくとも1カ所設置することを目標とし、研究開発等の実施にあたっては、国による財政支援も検討することとしています。

   詳細は総務省HP別ウィンドウで開きますをご覧下さい。

ホワイトスペースの説明画像

  本公募に先駆けて公募した『「ホワイトスペース特区」先行モデル』(平成22年8月決定)では、50者以上から100件以上もの提案が寄せられ、ホワイトスペース活用への期待の大きさが窺い知れます。中でも多かったのは、エリアワンセグやデジタルサイネージを活用した提案でした。
  北海道総合通信局では、昨年度、「エリア限定ワンセグ放送システムに関する調査検討会」を開催し、自治体から住民への災害情報伝達などの実運用を想定した技術的なフィールド試験を美瑛町で行いました。低コスト×既存事業者への干渉回避×広いエリアの確保×災害に強い×通信品質。これらをキーワードに設置に際しての適正な送信条件等を検討し、その有効性を検証しています。今後、この検討結果やホワイトスペース特区の動向等により制度や運用ルールの整備が行われれば、エリア限定ワンセグ放送の実運用サービスの環境が揃うこととなります。今後の動向にも是非ご注目を。
*本年度は「地域WiMAXの同一周波数中継方式に関する調査検討会」を開催中。旭川市での公開実証試験も予定しています*

報告書イメージ

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