本公募に先駆けて公募した『「ホワイトスペース特区」先行モデル』(平成22年8月決定)では、50者以上から100件以上もの提案が寄せられ、ホワイトスペース活用への期待の大きさが窺い知れます。中でも多かったのは、エリアワンセグやデジタルサイネージを活用した提案でした。
北海道総合通信局では、昨年度、「エリア限定ワンセグ放送システムに関する調査検討会」を開催し、自治体から住民への災害情報伝達などの実運用を想定した技術的なフィールド試験を美瑛町で行いました。低コスト×既存事業者への干渉回避×広いエリアの確保×災害に強い×通信品質。これらをキーワードに設置に際しての適正な送信条件等を検討し、その有効性を検証しています。今後、この検討結果やホワイトスペース特区の動向等により制度や運用ルールの整備が行われれば、エリア限定ワンセグ放送の実運用サービスの環境が揃うこととなります。今後の動向にも是非ご注目を。
*本年度は「地域WiMAXの同一周波数中継方式に関する調査検討会」を開催中。旭川市での公開実証試験も予定しています*