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地下街でマルチメディア放送の公開実証試験

平成25年3月1日up

  2月5日に札幌市において、地下街等における携帯端末向けマルチメディア放送の送信システムに関する公開実証試験が行われ、自治体、放送事業者、報道機関など約50名が参加しました。

  マルチメディア放送は、スマートフォンやタブレットなどで手軽に視聴できる新たなメディアとして注目されていますが、現在、地下街など地上の電波が届かないところではサービスが受けられません。そのため北海道総合通信局では、平成24年6月に調査検討会を立ち上げ、マルチメディア放送の地下街等の閉鎖空間における良好な受信環境境整備に向け、必要な送信システムの技術的条件に関する調査検討を進めてきました。

  今回、試験フィールドとして選定された札幌市は、雪国として早くから地下鉄や地下街が発展してきており、地下空間は通路のみならずイベント会場などとしても活用されるなど、生活空間として非常に重要な役割を果たしています。
  大通の地下街で行われた実証試験では、手稲山送信所からの電波をいったん地上で受け地下街に再送するシステムにより、シームレスに放送が受信できる状況を確認しました。参加者各自が携えた受信端末には、きれいな画像が途切れずに映し出され、地下街での利用が十分可能 であることが実証されました。

  調査検討会ではこの実証試験の結果を踏まえ、3月に報告書を取りまとめ、マルチメディア放送の受信環境改善ための基礎的技術資料として活用されることとなります。

座長説明のの画像

公開実証試験に先立ち、
調査検討会 上瀧座長による概要説明。


公開試験の様子画像

写真左上:地下街に設置した再送信アンテナ
写真下:地下街においても良好な電波受信データ、画像受信が得られることを確認


 

<参考>

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