新春年頭のご挨拶

平成31年1月4日

 新年あけましておめでとうございます。謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 

 本年は東日本大震災から8年、「復興・創生期間」の4年目となります。関係者のご努力により、復興は着実に進展しており、引き続き復興を加速していく必要があります。一方で、情報通信技術(ICT)は、今、IoTAI、ロボット、5Gなどの技術革新によるイノベーションの機運が急速に高まり、人と情報技術が共生する新たな社会「Society50」の実現を目指し、全国各地で様々な取り組みが産学官で実施されております。東北地方においても、東日本大震災からの復興・創生を実現するとともに、安心・安全で豊かなまちづくり、人口減少・少子高齢化への対応、地場産業の振興などの様々な社会課題を解決していかないといけない状況にあり、様々な関係者が知恵を出し合い、これらの技術革新を積極的に社会やビジネスに取り入れていくことが必要不可欠であると考えます。

 

 このような状況を踏まえ、東北総合通信局では、東北地域の産学官の関係者の方々と連携させていただき、ICT/IoTで東北地域の発展に貢献するため、様々な取り組みを進めてまいります。

 

 復興・創生への支援として、携帯不感地域の解消やブロードバンド整備、テレビ共聴など情報通信インフラ整備を進めるともに、災害から身を守り、安心・安全なくらしを確保するため、放送ネットワークの強靱化、防災行政無線のデジタル化、ラジオ難聴の解消、Lアラートの利活用促進等を進めていきます。

 東北の地域創生に貢献するため、観光、農林水産、教育、医療・健康、働き方改革等の様々な分野へのIoT/IoTの社会実装を支援していくため、昨年度も実施した「地域課題解決マッチング会」をより充実させ自治体と産学との連携を深めるとともに、公衆無線LAN環境の整備、テレワークの普及拡大、LPWA5Gなどの新たなIoT基盤の実証・普及促進など様々な支援の取り組みを進めていきます。

 また、昨年121日から開始されている「新4K8K衛星放送」の普及に努めるとともに、放送コンテンツの海外展開支援などを進めてまいります。更に、IoT機器の爆発的な普及などに伴い喫緊の課題となっているサイバーセキュリティ対策やSNSなどの利用に関する情報リテラシーの啓発、岩手県釜石市で開催される「ラグビーワールドカップ2019」を踏まえ重要無線通信の電波監視等の活動を実施してまいります。

 

 本年も、東北地域の発展と活気あるまちづくりに貢献できるよう、職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、皆様からのご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

        東北総合通信局長 伊丹 俊八

連絡先

 東北総合通信局
 総務部 総務課 企画広報室
 TEL:022-221-0638

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