令和6年2月16日
警察無線や縁の下の力持ちである機動警察通信隊の概要、平成23年の東日本大震災時には警察無線の機能維持のため1か月半もの間、局舎の発動発電機への燃料(ガソリン)を隊員が運搬したこと等について、時折ユーモアを交えご講演いただきました。
令和5年6月9日(金)に宮城県庁舎における光回線・モバイル通信が一切使用不可という非常に過酷な想定で実施された『令和5年度「みやぎ県民防災の日」総合防災訓練』について事前の調整、訓練当日、訓練後の気付き等についてご講演いただきました。
デジタル田園都市国家構想の実現に向け、特に防災・減災に資する観点から総務省が進めるローカル5G等を活用した地域課題の解決、Lアラート、スマートシティ及び地域情報化アドバイザーの活用に係る取組についてご講演いただきました。
東北大学災害科学国際研究所の紹介を始め、内科医であり、公衆衛生学・予防医学がご専門であるお立場から、防災意識・防災行動、家具の耐震化・住宅の耐震診断の必要性、人々の行動変容には時間がかかること、アニメ等(ポパイ、三匹の子豚)の長年の伝承、東日本大震災の教訓「ソナエル!ニゲル!」等々、情報通信の重要性を指摘しながらご講演いただきました。
■パネルディスカッション 『東日本大震災における自治体通信の教訓と南海トラフ地震への備え』
東日本大震災時の自治体の情報通信の状況や課題<「過去」>、NICTの技術を導入した南海トラフ地震想定区域自治体が取り組んでいる備えや活用(「現在」)を踏まえ、さらにこの先の<「未来」>に目を向けて、自治体としてどのような対策を行えば良いのか等について、活発に討論いただきました。
モデレータ
国立研究開発法人情報通信研究機構ネットワーク研究所
レジリエントICT研究センター
研究センター長 井上 真杉 氏
パネルディスカッションの様子
展示会場では、NICTの技術を導入した自治体や企業、大学、研究機関等の防災・減災に資する取組・開発・研究の紹介等、様々なICTに関する展示を行いました。
株式会社インターネットイニシアティブの
公共安全モバイルシステムの紹介(全国初)
東北大学の取組紹介
【講演資料、動画】
当日の講演資料は次のURLからご覧ください。
https://www.nict.go.jp/resil/symposium2023/index.html
連絡先
東北総合通信局
防災対策推進室
TEL 022-221-4333