セミナーA-1:オープニング&基調講演

【オープニング】

主催者挨拶 東北総合通信局長 田中 宏

田中東北総合通信局長

【田中東北総合通信局長】

 AIやIoT、5Gなどの革新的技術の登場により、社会は更なる大変革期、「Society5.0」の時代を迎えようとしています。
 特に、5Gは「Society5.0」を支える重要な技術要素であり、2年以内に全都道府県でサービスが開始される予定となっています。
 また、地域で主体的に利用できる「ローカル5G」も年内に制度化される予定で、東北地域でも早期に課題解決等に繋がる活用モデルを示してまいります。
 さらに、人口減少が進む中、観光やインバウンドに関する取組は、東北地域における地域活性化の観点から、優先的に取り組む重要な課題の一つと認識しています。

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 当局では、今年度からインバウンドによる地域の活性化を目指す取組にも力を入れており、動画で地域の魅力をアピールするYouTubeチャンネル別ウィンドウで開きます を立ち上げたところです。
 これらの取組を精力的に推進することで、今回のテーマでもある「東北Society5.0の実現」に向けて取り組んでまいります。

【基調講演】

「5G モバイルネットワーク時代のアプリケーション開発に向けて」
〜アプリケーション側から見た5Gモバイルネットワークへの期待と展開イメージ〜 
 講師:株式会社インフォシティ 代表取締役  岩浪 剛太 氏

(講師プロフィール)
1982年INFOCITY創業、1984年株式会社インフォシティとして会社登記、代表取締役に就任。
コンピュータソフトウェア、通信、放送関連の分野において様々な技術開発を行なう。
現在、関連会社である株式会社ビットメディア取締役会長、株式会社テクノネット取締役会長も兼任。
総務省の情報通信審議会関連及び放送・通信関連各委員会・研究会構成員などを歴任。
第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)アプリケーション委員会委員長等を務める。

 すぐそこまで来ている「5G」の時代。ご自身が委員長を務める「5GMFアプリケーション委員会」で実施したモバイルユーザ調査結果や利用シーンイメージのイラスト等の紹介も交え、詳しくお話しをいただきました。
 超高速・大容量化、超多数接続、超低遅延などの要求に応える5Gは、これまでより格段に深く人々の生活に入り込み、ビジネスや産業の在り方にも大きな変革のインパクトを与えることになる。5Gが当たり前になる時代、生活・ビジネスシーンにおいて、ユーザーが求めるアプリケーションは何か。5G時代に向けたアプリケーション開発は、(1)スマホだけでなく多種多様なデジタルデバイスが対象(2)メッセージやコンテンツのやりとりだけでなくコントロール自体も(3)人間だけでなく機械や環境にも作用する、といった変化を想定することができる。
 最後に、AI・ロボット等を含むアプリケーション開発について触れ、諸外国に遅れをとらないよう、日本は各地域が声をあげて環境整備や実践を早急に進めていかなければならないとご講演いただきました。

岩浪様資料
岩浪様
 

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