平成29年6月19日
東北総合通信局は、平成29年度の重点施策として「安心・安全なくらしの確保」を掲げ、非常災害時における災害対策用移動通信機器・移動電源車の貸出しについて、各県や市町村などに広く周知を行っています。
この取り組みの一環として、6月12日に開催された平成29年度「みやぎ県民防災の日」総合防災訓練に参加しました。
訓練は、平成29年6月12日午前9時に三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、栗原市で震度7、その他県内の広い範囲で震度5強〜6強を観測した。その直後に大津波警報が発表され、多数の死者・負傷者・行方不明者が発生した他、堤防の陥没・亀裂や土砂崩れ等が発生し、県内のほぼ全域で停電・断水となったため多数の避難者が発生している状況である、との想定で始まりました。
これを受けて当局は、宮城県災害対策本部にリエゾン(現地情報連絡員)を派遣し、避難所における通信確保のため、自治体から要請のあった移動基地局、特設公衆電話の配備及び衛星携帯電話の貸出しについて、通信事業者と連携を行い対応しました。また、臨時災害放送局開設のための放送設備貸出し調整や放送開始までの臨機の無線局免許申請手順の確認などを行いました。
なお、当日は、80機関、約3,000人が訓練に参加しました。
【宮城県災害対策本部での打合せ】
【通信事業者との打合せ】
東北総合通信局では、非常災害時における情報通信確保のため、引き続き管内各地の防災・減災に向けた取り組みに参加して参ります。
連絡先
東北総合通信局
総括調整官
TEL:022-221-4333