平成30年11月15 日
東北総合通信局(局長:伊丹 俊八)と一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)東北地方本部は、10月17日(水)に復興工事車両が数多く通過する宮城県仙台市若林区の幹線道路沿いで規正用無線局とガイダンス局との連携運用を実施しました。
復興工事車両の運転手とみられる者によるアマチュア無線の運用が、アマチュア無線局用周波数の使用区別を守らない、呼出符号(コールサイン)を送出しないなどの電波法令に違反しているとの申告が多数総合通信局に寄せられています。そこで、今般、規正用無線局とJARLのガイダンス局が連携してメッセージを送出し、適法に運用するよう指導や広報を行いました。
規正用無線局とは国が開設する無線局で、違反運用を即時にやめるよう行政によりメッセージを送出し直接指導するものです。
ガイダンス局とはJARLが開設する無線局で、アマチュア無線家同士の自浄作用としての適正な運用を確保するためメッセージを送出し広報を行うものです。
今回、ルール違反のアマチュア無線局に対して、まずはガイダンス局が広報メッセージを送出し、違反が改善されない場合に規正用無線局から指導を行うというやり方で行いました。
ガイダンス局のUHF帯に対する電波発射回数は54回、規正用無線局の電波発射回数は2回ですべてが電波の使用区別違反であり、メッセージを送出したすべてが適法化されました。
総合通信局の規正用無線局とJARLのガイダンス局の連携運用は全国各地で行われておりますが、東北総合通信局管内では初めての実施です。直接違反者に対し、電波による注意喚起を行うことで直ちに違反の是正が可能であり、今回、非常に高い改善効果がありましたので、今後とも東北各地でJARL東北地方本部と連携して、ルールを守った運用を呼びかけていくこととします。
【連携しての指導の模様】
連絡先
東北総合通信局
電波監理部監視課
TEL 022-221-0633