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平成28年度「東北地方非常通信協議会定期総会及び記念講演会」を開催

平成28年6月10日

  東北地方非常通信協議会(会長:岡野 直樹東北総合通信局長)は、6月7日(火)、宮城県仙台市において「平成28年度定期総会及び記念講演会」を開催しました。

挨拶を述べる岡野会長

挨拶を述べる岡野会長

 はじめに、岡野会長より、「本日お集まりの構成員の皆様には、日頃から自然災害をはじめとする非常時の通信確保を図る非常通信協議会の活動にご理解とご協力をいただきお礼を申し上げる。東日本大震災以降も、関東・東北豪雨、熊本地震と大災害が多発しており、非常災害時に備え、円滑な通信が行えるよう日頃から準備をしておくことが重要となっている。本日表彰される皆様は、いずれも「関東・東北豪雨」に関連した非常通信の確保に貢献されており、その功績に改めて敬意を表したい。今後も皆様のご協力をいただきながら、より一層充実した協議会活動を目指していく。」と挨拶を述べました。

功績者表彰を受けられた皆様

功績者表彰を受けられた皆様

株式会社NTTドコモ 山ア部長の講演

株式会社NTTドコモ 山ア部長の講演

 続いて、非常通信に関連して多大な貢献をされた5団体に対して東北地方非常通信協議会会長より表彰が行われた後、総会議事に移り、事務局より平成27年度事業報告、平成28年度事業計画(案)が提案され、新しい役員体制とともに満場一致で承認されました。

 次に、記念講演として、株式会社NTTドコモ無線アクセスネットワーク部の山ア拓部長より、「NTTドコモの災害対策について〜災害への備え、復旧に向けた対応〜」と題して講演いただきました。「東日本大震災では、ドコモの設備も長時間停電によるバッテリーの枯渇、地震による光ファイバ等の伝送路断などの甚大な被害を被った。大震災での経験を教訓とし、重要エリアにおける通信の確保や被災エリアへの迅速な対応、災害時におけるお客様の更なる利便性向上のため「新たな災害対策」を策定し、すでに対応を完了している。今回、熊本地震の災害対応ではそのノウハウを活かすことができた。今後も引き続き、多様な自然災害に対応できる更なる災害対策として、通常基地局の基盤を強化した「中ゾーン基地局」の全国展開や、広域エリアをカバーする災害時専用の「大ゾーン基地局」全てのLTE対応に取組んでいく。また、信頼性の高い通信インフラを活用して、携帯電話基地局を利用した新たな地震予測システム・津波監視システムによる災害対策など、社会の安心・安全へ貢献していきたい。」と述べられました。
 記念講演会には約100名が参加され、「災害時の通信手段に関する知識が大変勉強になった」「地震予測に対する熱い思いが伝わった」との声も寄せられ、盛況の内に閉会となりました。

 東北地方非常通信協議会では、引き続き、非常通信訓練やセミナー等を通じて東北地方における非常通信の円滑な運用を図って参ります。

【功績者表彰】
(敬称略)
被表彰団体  東日本電信電話株式会社 宮城支店
 東日本電信電話株式会社 福島支店
 KDDI株式会社 仙台テクニカルセンター
 株式会社NTTドコモ 東北支社
 ソフトバンク株式会社 東北ネットワークセンター

被表彰団体の功績については、東北総合通信局報道資料(平成28年5月31日)をご覧ください。

連絡先

 東北総合通信局
 無線通信部 陸上課
 TEL 022-221-0682

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