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陸上自衛隊が主催する「みちのくALERT準備訓練」に参加

平成28年11月16日

 東北総合通信局は、平成28年度の重点施策として「安心・安全なくらしの確保」を掲げており、その取り組みの一環として、11月9日、陸上自衛隊東北方面隊が主催する「みちのくALERT準備訓練」に参加しました。この訓練は、平時から災害対策に関係する自治体、関係機関等及び自衛隊相互の情報共有、相互理解を深化させ、災害発生に対し迅速・適確に対処するための協力関係を醸成する目的で開催されたものです。
 訓練は、午前8時に宮城県沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、この地震に起因する津波が三陸沿岸部に発生して大津波警報が発表されたとの想定で始まりました。これを受けて当局は、宮城県災害対策本部にリエゾン(災害対策現地情報連絡員)を派遣し、災害対策用の移動通信機器・移動電源車及び臨時災害放送局用設備の貸出が可能であることの連絡を行うとともに、被災自治体からの貸出し要請に対応しました。

宮城県災害対策本部

【宮城県災害対策本部】

当局リエゾン

【当局リエゾン】

 また、陸上自衛隊仙台駐屯地において、携帯電話3事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)及び特定非営利活動法人日本地域放送支援機構と連携し、衛星携帯電話のデモンストレーション(データ通信機能を活用したWi-Fi環境体験を含む)及び臨時災害放送局用設備の展示を行いました。
 衛星携帯電話のデモンストレーションを体験された訓練参加者からは、「災害時に衛星携帯電話でWi-Fi環境が構築できればメールでの迅速な連絡が期待できる」「さっそく役場で導入している衛星携帯電話にWi-Fi機能を取り入れたい」などの感想が、また臨時災害放送局用設備をご覧になった方からは、「地域の被災情報をきめ細やかに提供できる臨時災害放送局は有効」などの感想が述べられ、災害発生時における情報通信機器の効用を実感されていました。

衛星携帯電話のデモンストレーション

【衛星携帯電話のデモンストレーション】

臨時災害放送局設備の展示

【臨時災害放送局設備の展示】

 東北総合通信局では、非常災害時における情報通信確保のため、引き続き管内各地の防災に向けた取り組みに参加して参ります。

連絡先

  東北総合通信局
  総括調整官
   TEL 022-221-4333

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