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令和元年度東北情報通信懇談会通常総会及び記念講演会を開催

令和元年6月5日

 令和元年5月24日(金)、宮城県仙台市青葉区において、東北情報通信懇談会通常総会及び記念講演会が開催されました。総会の冒頭、鎌田宏会長から、今年度は、東北地域でのSociety5.0の実現に向けた取組を実施していくことが必要。引き続き、情報通信の普及・促進による地域への貢献を行っていく必要がある。会員の皆様には各事業への積極的な取組をお願いするとご挨拶がありました。

 続いて、来賓として出席した東北総合通信局の田中宏局長から次のとおり挨拶をしました。東北総合通信局では、「東北Society5.0の実現に向けて」をスローガンに、通信・放送等のICT基盤整備、ICTを利用した地域課題解決に積極的に取り組む。特に、インバウンドについては、東京オリパラが復興オリパラと位置付けられていることから、被災地復興のキーとなる取組。当局としても力を入れて取り組んでいく。また、総務省では、本年1月から全国の首長あてに石田総務大臣によるメールを送付しており、革新的技術の実装例や地方公共団体の先行事例等を紹介している。これはSociety5.0を支える技術を活用することで、地域が抱える課題を解決し、持続可能な地域社会を実現しようとするもので、首長のリーダーシップのもと、革新的技術の利活用の検討を促している。東北情報通信懇談会の果たすべき役割は益々重要。当局としても、皆様方との連携協力を強化して取り組む。
 
 その後、議事に入り、根元義章運営委員長から昨年度の取組と今年度の事業計画について、平成30年度はセミナー、フェアなど48件の事業を実施。令和元年度は、5G、IoT、ロボット、AI、ビッグデータを活用して東北地域でのSociety5.0の実現に向けた事業を行っていくと総括的に発言があり、その後提案された議案はすべて満場一致で可決されました。役員選任では、引き続き鎌田会長が選任され、運営委員長には国立研究開発法人情報通信研究機構 耐災害ICT研究センターの鈴木陽一センター長が新たに選任され、根元前運営委員長は顧問に就任されました。

 通常総会に引き続き、記念講演会が同会場で開催され、株式会社南部美人の久慈浩介代表取締役社長から「南部美人の挑戦−伝統と革新の融合で進化する100年企業−」と題して講演がありました。
 講演前半は、世界最大規模のワインコンペディションのSAKE部門において「チャンピオン・サケ」に選ばれた「南部美人の特別純米酒」について、受賞するまでの取組などについて、熱く語っていただきました。
 その後、久慈社長からは、AIを伝統的な酒造りの現場に導入すべく実証実験を行ったことについて説明があり、ICTと一番遠いイメージがある酒蔵でもこのような技術を導入することも可能だということ。AIは人に代わるものではなく、人を助けるものであり、AIで今、人が行っている酒造りの仕事が無くなることはないなど、AIと人との共存した酒造りについて今後も実証していくと講演がありました。最後に会場の皆さんからの大きな拍手で久慈社長は会場を後にしました。

 東北総合通信局では、引き続き東北情報通信懇談会と協力し、地域の特性に応じた情報通信の普及促進、情報通信の発展を推進し、産業経済活動の活性化及び住民生活の向上につながるよう取り組んでまいります。
東北情報通信懇談会鎌田会長

【東北情報通信懇談会 鎌田会長】

東北総合通信局田中局長

【東北総合通信局 田中局長】

株式会社南部美人 久慈社長

【株式会社南部美人 久慈社長】

講演会の模様

【講演会の模様】

連絡先

 東北総合通信局
 情報通信部情報通信連携推進課
 TEL 022-221-0753

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