第3部 情報通信の現況と政策動向
第4章 情報通信の現況
4 家計におけるコンテンツ利用状況
●家計におけるコンテンツ関連支出は、書籍・他の印刷物、放送受信料の順に大きく、対前年比では映画・演劇等入場料と放送受信料が微増
総務省「家計調査」によると、平成22年の家計のコンテンツ関連の年間支出総額は、8万3,098円(対前年比1.9%減)となっている(図表4-5-4-1)。内訳としては、書籍・他の印刷物が4万6,214円と最も大きく、放送受信料が2万2,723円で続いている。支出額の対前年比を見てみると、音楽・映像収録済メディアとテレビゲームが大幅な減少、映画・演劇等入場料と放送受信料が微増となった。
図表4-5-4-1 コンテンツ関連の年間消費支出額
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●インターネット利用者のうちデジタルコンテンツ購入経験がある人の割合は、パソコンでは11.6%、携帯電話では19.2%であり、購入金額は両方とも「2,001円から5,000円」が最も多い総務省「平成22年通信利用動向調査」によると、過去1年間にパソコン又は携帯電話(PHS・PDAを含む)からインターネットによりデジタルコンテンツを購入した人は21.8%(前年比5.1ポイント減)となっている。これをパソコンと携帯電話(PHS・PDAを含む)の別にみると、インターネット利用者の11.6%がパソコンからデジタルコンテンツを購入しているのに対し、携帯電話(PHS・PDAを含む)からは19.2%となっている(図表4-5-4-2)。
図表4-5-4-2 インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合

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また、インターネットを通じたコンテンツの購入金額をみると、購入した金額で最も多いのは、パソコンからが「2,001円から5,000円」で17.0%、携帯電話も同様に「2,001円から5,000円」で19.8%となっている(図表4-5-4-3)。
図表4-5-4-3 インターネットによるデジタルコンテンツの購入金額(平成22年末)
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