2001年1月に、ある男性が電子メールを使用した無限連鎖講防止法違反の疑いで摘発されました。無限連鎖講とは、いわゆるねずみ講のことです。
この男性が送った電子メールは、記載されている4人の会員に1000円を振り込んだ上で、自分の口座を一番下に書き加えて、多くの知り合いに電子メールを送ってくださいというものです。
電子メールには、たくさんの知人に転送するだけで、いつの間にかあなたの銀行口座には毎日のようにたくさんの人からお金が振り込まれますという記載がありました。この男性は、このねずみ講によって最終的に100万円以上の利益を得ましたが、懲役10ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を下されています。
このようなねずみ講を誘う電子メールは、この事件以降にも、文面を変えて何種類も出回っています。

チェーンメールの中には、このように安易に儲かるというキャッチフレーズで、ねずみ講への勧誘を行う事例もあります。ねずみ講は、ねずみ講を始めた人だけでなく、犯罪という意識がないまま知人を勧誘した場合にも罪に問われる場合があるので、十分な注意が必要です。
対策:チェーンメールに注意しよう(小学生向け)
対策:チェーンメールの問題点(一般利用者向け)
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