平成4年版 通信白書

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第1章 平成3年情報通信の現況

(1)概要

 2年度の調査結果に基づき、昭和55年度を基準とした各情報量の推移を比較したのが第1-3-3図である。
 供給情報量の伸び(10年間の年平均伸び率6.6%)は著しく、その伸びは実質国民総生産の伸び(同4.3%)を大きく上回っている。その他の各情報量の年平均伸び率は、原発信情報量が5.6%、発信情報量が5.0%、消費情報量が1.7%であった。なお、同期間の総人口の年平均伸び率は0.5%である。
 また、実際の消費に対し、どの程度多くの情報が供給されたかを示す指標である情報供給係数の推移を見たものが第1-3-4図である。
 情報供給係数は、供給情報量/消費情報量で計算された数値を基準年度(昭和55年度)を1.00として指数化したもので、値が大きいほど情報の選択の幅が広がっていることを示すものである。図に見るとおり、情報供給係数は情報化の進展とともに年々増大する傾向にあり、2年度は1.59(前年度1.51)と伸びている。これは、消費情報量の伸び以上に供給情報量が増加し、情報に対するニーズの多様化に対応する形で情報化の進展が図られていることを示しているといえよう。

第1-3-3図 情報流通量等の推移

第1-3-4図 情報供給係数の推移

 

 

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