平成4年版 通信白書

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第3章 ゆとりと活力のある情報社会の形成と電波利用

(5)地球環境保全に向けた電波利用

 地球温暖化・酸性雨・熱帯林の減少等の実態が明らかになるにつれて、地球環境問題が人類の直面する大きな課題となっている。今後、地球環境問題に適切に対応していくためには、まず、地球的規模での様々な現象の把握とその発生メカニズムの解明が不可欠であり、こうした分野における電波の一層の利用が期待されている。
 このため、地球環境観測のための電波を利用したリモートセンシングの一層の促進、大気と電波との相互作用の研究開発の推進等が期待される。これらのプロジェクトは、国際的な連携の下、国内外の関係機関が協力して積極的に取り組んでいくことが必要である。
 また、内外の研究機関等の地球環境データ・情報の円滑な流通により、相互利用を可能とする情報通信ネットワークを開発することが必要である。

 

 

(4)電波メディアを通じた国際協力・国際間の相互理解の促進 に戻る 第3章第5節2(1)電波利用における技術開発の推進 に進む