※1 複数地点受信方式航空監視システム(マルチラテレーションシステム)とは、SSRモードS※2の信号を利用し、空港内の航空機又は車両に搭載される無線設備から送信される信号を3カ所以上の受信設備で受信することで、航空機等の位置を把握する監視システム。
※2 SSR(Secondary Surveillance Radar:二次監視レーダー)とは、質問信号を発射し、これを受信した航空機の応答装置から発射される応答信号を受信することで航空機の位置監視を行うレーダーであり、モードS(mode Selective)とは、航空機ごとの選択的な位置監視が可能なSSRの機能。
1 改正の背景
2 改正の概要
3 提出された意見及び意見に対する考え方
提出された意見 |
考え方 |
航空法施行規則改正に伴い航空機の救命ボート又は救命胴衣にサバイバル型の航空機用救命無線機(ELT)の搭載が義務付けられました。弊社では2台を購入して複数機で共通使用したいのですが、本改正省令案に該当させて頂きたい。(四国航空株式会社) |
航空法施行規則(昭和27年運輸省令第56号)第150条第4項に基づき装備しなければならない航空機用救命無線機につきましては、本改正案(無線局免許手続規則(昭和25年電波監理委員会規則第15号)第2条関係)により、共通装置として免許手続が可能となります。 |
意見等、特にありません。(九州航空株式会社) |
本改正案等に対する賛同の御意見として承ります。 |
4 今後の予定
・「航空監視システム及び航空無線電話システム等の高度化に係る無線設備の技術的条件」の審議開始(平成19年4月26日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/070426_4.html
・航空監視システム及び航空無線電話システム等の高度化に係る無線設備の技術的条件についての関係者からの意見聴取(平成19年6月20日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/070620_3.html
・『「SSRモードS等の無線設備に関する技術的条件」(昭和63年7月電気通信技術審議会一部答申)の見直し(案)』に対する意見募集(平成21年6月12日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban15_000011.html
・『「SSRモードS等の無線設備に関する技術的条件」(昭和63年7月電気通信技術審議会一部答申)の見直し(案)』に対する意見募集の結果(平成21年7月27日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban15_000016.html
・空港面の安全運航を実現する航空監視システムの導入に向けて −SSR(2次監視レーダー)の高度化に対する情報通信審議会からの一部答申−(平成21年7月28日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban15_000017.html
・無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会への諮問及び意見募集 (平成21年10月14日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban15_000023.html
・複数地点受信方式航空監視システムの導入及び航空無線の利用拡充に伴う省令等の一部改正案及び告示の制定案に係る意見募集 (平成21年11月27日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban15_000025.html
・無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果<複数地点受信方式航空監視システム(マルチラテレーションシステム)の導入に伴う関係規定の整備>(平成21年12月16日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban15_000027.html