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携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討の結果

  北海道総合通信局(局長 中道 正仁(なかみち まさひと))は、平成28年6月「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」(座長:北海道大学大学院 情報科学研究科 教授 大鐘 武雄(おおがね たけお))を開催し、実証試験を交えた調査検討を行ってきたところです。
  この度、その結果を取りまとめました。

1 調査検討の背景

  昨今、雪山登山やバックカントリースキーにおいて雪崩などによる遭難が増加する傾向にあり、遭難者の救出や捜索を迅速に行うことが求められています。遭難者の救出や捜索を迅速に行うためには、遭難者の位置特定が大きな課題となっています。
  現在最も普及している携帯電話やスマートフォンを利用して、遭難者の位置特定を行うことができれば、ビーコンのように専用の装置を必要としない利点があり、遭難者の救出や捜索に利用できることが期待されています。

2 調査検討の内容

  本調査検討では、携帯電話やスマートフォンが雪の中に埋もれた状況において、積雪等がGPS衛星電波の受信及び携帯電話基地局との通信に及ぼす影響等について、技術的な検証を行ってきました。
  その結果、雪に埋もれた携帯電話やスマートフォンと通信が可能な深さは、雪の含水率(雪質)が高くなるほど、入射角が大きくなるほど、周波数が低くなるほど、短くなる等の結果が得られました。

3 携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討結果

 調査検討結果【概要版PDF】、【全体版PDF

4 今後の取組

  本調査検討の結果を踏まえ、必要に応じて会合等で周知を図るとともに、引き続き技術的な課題等について検討致します。

<参考>

連絡先:無線通信部 企画調整課
電話:011-709-2311(内線 4622)

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