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「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」を開催

平成28年7月5日up

  北海道総合通信局は、6月17日(金曜日)、自治体、大学、警察、消防、電気通信事業者、通信機メーカー等による委員で構成する「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」(座長:北海道大学大学院情報科学研究科 大鐘 武雄(おおがね たけお)教授)を設置し、同日第1回会合を開催しました。

  今回の会合では、総務省から技術試験事務「移動型の携帯電話用災害対策無線通信システムに関する調査検討」の取組状況、北海道警察本部から「冬山シーズンにおける山岳遭難発生状況(北海道)」の説明を受け、委員による意見交換がなされました。
  登山やスキーによる遭難事故では、正確な位置を特定し一刻も早く遭難者を発見・救助することが重要です。今後、この調査検討会では、遭難者が携行している携帯・スマホ等の電波を利用して位置の特定につなげる方法等を検討します。特に、遭難者が雪に埋もれている状態を想定し、雪の中にある携帯・スマホがGPS衛星からの信号をどの程度受信できるか、基地局との通信に使用する電波がどの程度減衰するか等の技術的試験を実施します。

調査検討会の様子

  なお、本調査検討会は、公開実証試験も含め、平成29年3月までに延べ5回程度の会合を開催し、最終的に遭難者の正確な位置特定と早期発見に向けた方策等を報告書としてとりまとめ、提言することとしています。

システムのイメージ

<システムのイメージ図>

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