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報道資料

平成28年11月21日
北海道総合通信局

雪に埋もれた遭難者の位置を特定するための実証試験を公開

− 携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会 −
  北海道総合通信局(局長 中道 正仁(なかみち まさひと))は、「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」を設置しています。
  同調査検討会は、「世界一安全なスキー場等を目指すICT利活用推進協議会」との共催により、雪に埋もれた遭難者の早期の位置特定を可能とする係留気球無線中継局を活用した捜索システムの実証試験を公開により実施します。

1 日時

  平成28年12月19日(月曜日) 10時40分から14時30分

2 場所

  説明会:羊蹄山ろく消防組合消防庁舎(虻田郡倶知安町北3条東4丁目1番地3)
  実演会:グラン・ヒラフ スキー場 (虻田郡倶知安町字山田204)

3 実証試験(公開)の内容等

(1) 実証試験(公開)タイムスケジュール等(別紙1)
(2) 携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会(実証試験)の 概要(別紙2)

4 実証試験(公開)への参加等

  定員:100名(参加無料)※どなたでもご参加いただけます。

5 お申込み方法等

  参加ご希望の方は、平成28年12月9日(金曜日)までに、件名を「実証試験参加希望」とし、氏名、団体名、緊急の場合の連絡先(電話番号及び電子メールアドレス)を明記の上、電子メール又はファックスにてお申込みください。
  なお、バスの乗車希望については、参加者に別途伺います。
   (※定員になり次第、締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。)

<お申込み・お問い合わせ先>
  北海道総合通信局 無線通信部企画調整課

  • 電子メール:hokkaido-kentou_atmark_soumu.go.jp
    スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しています。送信の際には、「@」に変更してください。
  • ファックス:011-700-5463
  • 電話:011-709-2311(内線 4624)
    (電話によるお問合せは、土、日、祝日を除く8時30分から12時まで、13時から17までです。)

連絡先
■本報道資料に関するお問い合わせ
無線通信部 企画調整課
電話:011-709-2311(内線 4622)

【別紙 1】
携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会実証試験(公開)
タイムスケジュール等

(別紙1:PDF版)PDF

≪日時≫:平成28年12月19日(月曜日) 10時40分から14時30分

注意
  当日は悪天候等の理由により、急遽開催を中止する場合があります。
  中止の場合は、事前に、お申し込みいただいた緊急の場合の連絡先(電話番号、電子メールアドレス)あてに連絡いたします。
【お問合せ電話番号:011-709-2311(内線 4624)】

≪場所≫

《説明会》羊蹄山ろく消防組合消防庁舎(虻田郡倶知安町北3条東4丁目1番地3)
《実演会》グラン・ヒラフ スキー場(虻田郡倶知安町字山田204)

<集合・出発>

■札幌から送迎(専用)バスに乗車する場合
8時     札幌第1合同庁舎駐車場西側出口前集合・出発(札幌市北区北8条西2丁目1-1)

■説明会会場へ直接行く(バスに乗車しない)場合
10時40分 羊蹄山ろく消防組合消防庁舎 2階 会議室集合(虻田郡倶知安町北3条東4丁目1番地3)
※札幌第1合同庁舎と説明会場・実証試験の会場間は、専用バスにて移動します。
※駐車場は用意しておりません。集合場所までは公共交通機関をご利用下さい。

<説明会>

10時40分開始

(1) 主催者挨拶・調査検討会概要説明
    座長:北海道大学大学院情報科学研究科 教授 大鐘 武雄(おおがね たけお)氏
(2) 調査検討会 検討状況等報告
(3) 実証試験内容の説明

 

<実演会>

13時30分開始

(1) 概要説明
  ・実証試験における係留気球無線中継局を活用した捜索システムの配置状況を説明します。
  ・雪に埋めたスマホの探索エリアを見学します。
  ・係留気球無線中継局を見学します。

(2) 実演会
  ・雪に埋めるスマホの深さを1mから数m程度に分けて埋設し(積雪状況による)、通常の基地局のみ使用する場合と、係留気球無線中継局を使用した場合の比較を行います。
  ・雪に埋めたスマホをアプリケーションソフトにより、地図上で位置を表示させます。

14時30分  実演会終了(※バスで説明会場を経由し、札幌第1合同庁舎に移動します。)

<閉会>

14時30分  ※交通事情及び進行状況等により、予定時間が前後する場合があります。

【別紙 2】
携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会(実証試験)の概要

(別紙2:PDF版)PDF

  近年、登山やスキーによる遭難事故が増加傾向にあり、スキー場、警察及び消防等の捜索救助機関にとって、遭難者を一刻も早く救助するため、遭難者の位置をできるだけ早く特定することが大きな課題となっている。
  本調査検討会では、遭難者が雪に埋もれた状況において、現在広く普及している携帯・スマホ等を活用し、GPS信号の受信状況や携帯電話基地局との通信状況、また、必要な出力や通信エリアについて技術的検証を交えた調査検討を行い、遭難者の早期の位置特定に向けた方策等について提言することとしており、今般、実証試験(下図)を行うこととする。

実証試験のイメージ図

【実証試験での検証項目】
  携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する次の項目について、検証を行う。

  1. 電波を活用した遭難者の位置特定方法の現状と課題
  2. 携帯・スマホ等の雪中環境下での通信状況等についての技術的条件等
  3. 携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定の方策等の提言
  4. その他必要な事項

「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」及び
「世界一安全なスキー場等を目指すICT利活用推進協議会」の概要

携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会

  座長:大鐘 武雄(おおがね たけお) 氏(北海道大学 大学院情報科学研究科 教授)

  近年、登山やスキーによる遭難事故が増加傾向にあり、スキー場、警察及び消防等の捜索救助機関にとって、遭難者を一刻も早く救助するため、遭難者の位置をできるだけ早く特定することが大きな課題となっています。
  本調査検討会では、現在広く普及している携帯・スマホ等を活用し、遭難者が雪に埋もれた状況においても、遭難場所をいち早く特定する捜索システムを実現するため、技術的検証を交えた調査検討を行い、平成29年3月末を目途に報告書を取りまとめる予定です。

世界一安全なスキー場等を目指すICT利活用推進協議会

  座長:鈴木 保昭(すずき やすあき)氏(倶知安町議会 議長)

  北海道のスキーリゾートは、そのパウダースノーの魅力もあり国内はもとよりオーストラリアをはじめとする海外からもスキーヤーが大挙して訪れ活況を呈しています。
  一方でスキー場情報、気象・雪崩情報の伝達や遭難対策等が課題となっており、多言語対応も含めた多面的な対処が求められています。
  本協議会は、スマートフォンやWi-Fi、多言語システム等ICTを利活用することで、これらの課題を解決し利便性を高めつつ「世界一安全なスキー場」の実現を目指すことを目的としています。

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