報道資料
平成28年10月7日
四国総合通信局
愛媛県今治市における電波を活用した実証実験
≪四国初、国家戦略特別区域の特例に係る特定実験試験局による実証実験≫
今治市は、広島県・今治市国家戦略特別区域にてドローンを用いて行われる実証実験を愛媛県今治市上浦町盛地区において平成28年10月26日から広島県と共同で実施します。
四国総合通信局(局長:佐藤 裁也(さとう たつや))は、実証実験等における技術的助言などについて、引き続き支援・協力していきます。
総務省では、国家戦略特別区域である広島県・今治市の区域において、電波を活用した実証試験や技術開発等を促進するために、特定実験試験局として使用可能な周波数を告示し、併せて本告示に基づいて提出された無線局申請に対し、平成28年10月7日に免許を付与しました。
これにより、今後、愛媛県今治市(広島県を含む。)の特定区域において、ドローンを活用した島しょ部での物資輸送等の実証実験が行われる予定です。
四国総合通信局は、実証実験実施等における技術的助言等の支援について、今後も今治市へ協力していきます。
1 特定実験試験局の無線局概要(今治市関係分)
(1)免許人
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
(2)指定周波数等
・周波数帯:5GHz帯(5波)
・電波の型式及び空中線電力:40M0 D1D 192mW
(3)移動範囲
・愛媛県内
今治市上浦町盛の区域
(参考:広島県内の区域)
三原市久井町吉田、尾道市(尾崎本町、瀬戸田町荻、御調町津蟹、
御調町野間、向島町、向東町)、福山市(内海町、沼隈町)、
東広島市河内町小田の区域
2 実証実験の概要
※特定実験試験局制度の特例措置とは
特定実験試験局制度とは、電波を用いた実験等を実施するために必要となる無線局(実験試験局)について、総務大臣が公示する周波数・地域・期間・空中線電力の範囲で開設する等の一定の基準を満たした場合は、免許取得手続きを簡素化する制度です。
この制度の特例措置として、国家戦略特別区域での区域計画に規定する特例事業に該当する場合は、免許申請前の段階で申請内容の予備審査を行うことなどにより、免許発給までの手続きを大幅に短縮するものです。
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