今回は音声読み上げソフトを利用しているユーザーに配慮したテキストの表記方法を学びましょう。
(注意:以下に示す例は代表的な音声ブラウザによる読み上げ例。 読み上げソフトの種類やバージョンによって異なる場合があります。)
レイアウトを整える目的などで、単語内にスペースや改行を入れると、音声読み上げソフトで正しく読み上げられないことがあるので注意しましょう。
【悪い例】
いずれもひがしうみ
と読み上げられる。
【良い例】
とうかい
と読み上げられる。
小数点や位取りの点を含む数値を全角で表記すると、意図したとおりに読み上げられません。
【悪い例】
ごぜろぜろぜろ
と読み上げられる。
ぜろさんじゅうろく
と読み上げられる。
【良い例】
ごせん
と読み上げられる。
れいてんさんろく
と読み上げられる。
記号には音声読み上げソフトで読み上げられるものと、そうでないものがあります。又、以下の例に示す曜日の表記のように、省略して表記すると意図したとおりに伝わらないことがあるので注意しましょう。
読み上げられない記号の例
読み上げられる記号の例
数字と並べて記述する場合のみ読み上げられる記号の例
以上を考慮した場合でも、音声読み上げソフトの機能や文脈によっては意図どおりに読み上げられないこともあります。コンテンツをインターネット上に掲載する前に、実際に音声読み上げソフトで確認して、必要であれば読み がなを付加するなど可能な範囲で対処しましょう。