開会に当たって、まず、主催者である、総務省の松本文明総務大臣政務官が挨拶を行い、続いて公益財団法人統計情報研究開発センターの小玉正任会長から挨拶をいただきました。
各種統計調査の実施に関し、顕著な功績のあった方々に対する各省大臣表彰が行われ、松本総務大臣政務官から、福井県統計調査員の米村惠美子さん、 愛媛県統計調査員の和田倶子さんに総務大臣表彰が授与されました。その後、各省の統計調査に功労のあった方々に対し、各省統計主管部長等から表彰状が授与 されました。
統計グラフ全国コンクールは、統計グラフの作成を通じて、日常生活の中で統計を利用することの有用性を知っていただくとともに、統計調査への理解 を深めていただくことを目的に、昭和28年から実施されています。平成25年度は61回目を迎え、公益財団法人統計情報研究開発センターが主催し、総務 省、文部科学省等の関係機関の後援及び協賛により行われました。
全国統計大会では、第61回統計グラフ全国コンクール入賞者への表彰が行われ、松本総務大臣政務官から、岐阜県大垣市立星和中学校3年の山田圭悟 さんに総務大臣特別賞が授与されたほか、文部科学大臣奨励賞、その他の特選の入賞者に表彰状が授与されました。それぞれの受賞者に対しては、会場からは大 きな拍手が贈られました。
また、第61回統計グラフ全国コンクールの入選作品は、全国統計大会の会場ロビーにおいて展示され、来場者の方にご覧いただくとともに、多くの受賞者がご自身の作品の前で記念撮影をしていかれました。
作品の選考は、各部門(小学校1年生及び2年生を対象とした第1部から高等学校以上の生徒・学生及び一般を対象とした第5部までの手描き部門と、 小学校の児童以上を対象としたパソコン統計グラフの部の6部門)ごとに特選・入選作品を選び、このうちから、総務大臣特別賞及び文部科学大臣奨励賞が選ば れました。(作品をクリックすると拡大します)
10月18日の「統計の日」を周知するため募集された「統計の日」標語の特選受賞者に対する表彰が行われ、各府省統計主管部局長等会議を代表して総務省の平山眞政策統括官から、愛媛県松前町立松前中学校の能勢真琴さんに表彰状が授与されました。
大内賞は、戦後、内閣に設置された統計委員会の委員長として、日本の統計の再建に尽力した大内兵衞博士の業績を記念して、広く統計関係者の士気の 高揚と統計知識の普及に寄与することを目的に創設され、我が国統計界の最高の栄誉とされています。2013年度は、樋口美雄大内賞委員会委員長から受賞者 の東京都の伏見宗一さん、秋田県の神馬チヱさん、福島県の鈴木登美子さん、島根県の眞玉小夜子さんの4名に対して、表彰状が授与されました。
第34回統計シンポジウムは、「調査拒否に対し今後どのように向き合っていくべきか」をテーマに、基調報告、パネル・ディスカッションの2部構成 で開催しました。 近年、個人情報保護意識や、企業の情報管理意識の高まりに伴い、統計調査への協力が得られにくくなっており、これが統計精度や調査の円滑な実施を行う上で 問題になっています。協力が得られなかった事例における、拒否する側と調査する側双方の主張を踏まえ、調査拒否に対し今後どのように向き合っていくべきか について議論を行いました。
基調報告は、名古屋市総務局企画部統計課 川口輝佳氏より、現場の実態について、調査拒否の事例を3つの類型に分けて報告がありました。
○ 座長
廣松 毅 氏(情報セキュリティ大学院大学教授)
○ パネリスト(五十音順)
鈴木 督久 氏(株式会社日経リサーチ取締役)
藤谷 護人 氏((弁)エルティ総合法律事務所所長)
渡辺 美智子 氏(慶應義塾大学大学院教授)
川口 輝佳 氏(名古屋市総務局企画部統計課)
中村 英昭(総務省政策統括官室)
パネルディスカッションの概要はこちら(:345KB)をご覧ください。