MIHARAプログラミング教育推進協議会

実施概要

地域ICTクラブ名称

プログラミングワンダーランド、キッズブロッサム

協議会等名称(代表団体名)

MIHARAプログラミング教育推進協議会 代表団体:一般社団法人RoFReC
主な協議会構成員:三原市、株式会社エムセック、シャープ株式会社、株式会社タケウチ建設、三原商栄会連合会

実施地域

広島県三原市

事業の狙い

広島県三原市を、「世界のIT・スタートアップ集積地域」とするために、プログラミング教育の普及推進活動を行っている。すなわち、サービス、流通、小売等あらゆる分野で、新規事業が次々と生まれる地域づくりを目指す。
本年度は、コミュニケーションロボットを三原市内のホテルや飲食店等に設置する目標に向かって、三原発のプロジェクトベースドラーニングのモデルをつくることを狙いとしている。

取組のポイント

  • プログラミング教育の普及と商店街の活性化を両立させること
  • 児童生徒のプログラミングしたコミュニケーションロボット・ロボホンを商店街に設置すること
  • 特別支援級等向けの講座を実施すること

協議会構成

協議会構成1

メンター育成

メンター募集

  • 一般公募を主としつつ、大学や市民団体との連携により、募集活動を実施
  • 年齢・プログラミング経験不問、「熱意のみ持参」、報酬有
  • メンター向け説明会で、スケジュールを提示した上で、「原則全回数参加必須」
メンター募集1

メンター育成内容

プログラミングの基礎スキルや児童生徒への指導補佐の心構えの習得等のため、研修会を実施(計5回)。足りない部分は、任意参加の勉強会(計6回)にて補足。

研修会の講師陣

  • 東京都小金井市立前原小学校 校長 松田 孝 先生
  • Code for Hiroshima共同代表 石崎 浩太郎 氏
  • 元Google米国本社副社長 村上 憲郎 先生
メンター育成内容1
メンター育成内容2

講座企画〜実施

教材・カリキュラム

プログラミングワンダーランドの目標設定は、シャープ製ロボホンを、商店街に設置すること。
スクラッチによるプログラミング学習。目標から逆算して、テキスト教材とカリキュラムを作成。
※商店街7か所に、約10日間ロボホンを設置

キッズブロッサム(特別支援級向け)では、ロボホン以外にも、多様な教材を準備して、児童生徒に自ら学びたい教材を選択させて、学習を進めた。

教材・カリキュラム1
教材・カリキュラム2

講座の様子

  • ミッションは、「ロボホンのプログラミングを通じて、一人でも多くの人の笑顔に貢献すること!」

  • 商店街や地域の人たちの期待と、暖かいまなざしを受けて学習

講座の様子1
講座の様子2

大まかな講座の流れ
(1)児童生徒が店舗や施設の現場の課題等をヒアリング調査
(2)課題解決に向けて、ロボホンの仕様を考案
(3)仕様に基づいて、ロボホンのプログラミングの実施
(4)店舗や施設に、ロボホンを一定期間設置

講座の様子3
講座の様子4

成果

平成30年度実績

クラブ設置総数(ヶ所)

2ヶ所

講座実施総数(回)

14 回

構成員種別 主な属性 人数(名)
参加児童等 児童生徒等

中学生・小学5-6年生

80 名

発達障害児

特別支援級等の小・中学生

10 名

メンター

大学生、主夫/主婦、
会社員、市議会議員等

29 名

サポーター

会社役員、主婦
※サポーターを、
メンターの指導的立場と定義

2 名

  • ロボホンが業務改善の要望に、「とても応えた(43%)」「応えた(57%)」
  • ロボホンを継続的に、「設置したい(86%)」「前向きに検討したい(14%)」
  • 三原市長プログラミング賞を授与
成果

自走化に向けて

  • キッズブロッサム(特別支援級向け)は、2019年1月より月謝制にて自走中
  • プログラミングワンダーランドは、2019年3月より月謝制にて自走中
  • メンターの健全なコミュニティー維持のために、新規プロジェクトを2つ立ち上げ準備中(例、三原だるま×プログラミング)

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