実施概要
地域ICTクラブ名称
徳之島地域ICTクラブ、霧島地域ICTクラブ
協議会等名称(代表団体名)
協議会名:鹿児島県地域ICTクラブ推進協議会(代表団体:ライフイズテック(株)、協議会構成員:(株)CA Tech Kids、徳之島町、霧島市)
実施地域
鹿児島県徳之島町、霧島市
事業の狙い
- 遠隔地にある2地域で実施し、運営ノウハウや知識等を共有し、各地域で自走するモデルを検証する。
- 子供達がプログラミングの楽しさを知り、ITを好きになること、さらに学んだことを生かして自らの住む地域のHPを作成し発表することを通じ、地域を知る、地域について考える機会を設ける。
取組のポイント
- 離島地域と本土地域の2地域でICTクラブを設置し、各地でメンター育成、小・中学生講座を開催。
- 両地域のICTクラブ運営上のノウハウ、課題、知識をオンラインコミュニティで共有する。
- 上級講座では、HTML/CSSテキストコーディングのWebページ制作を行う。
協議会構成
メンター育成
メンター募集
- 徳之島地域では地域おこし協力隊、町役場職員、地域住民を対象に声かけ。
- 霧島地域では鹿児島高専等を対象に募集。
- 報酬は無し、研修は全回参加必須、ITスキル等の経験要件は設定しない。
メンター育成内容
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ねらい:小学生(QUREO)、小学高学年〜中学生(MOZER)を指導できるように引き上げること。
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ゴール:教材を使用した指導ができること、外部エディタを活用してオリジナル開発の指導をできること、講座を進行できること、小・中学生への適切なコミュニケーションの取り方を身につけること。
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講師は、ライフイズテック社員、CA Tech Kids社員が担当。
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徳之島ではMOZER講座を2日間、霧島ではMOZER、QUREO講座を各1日実施。
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先行した徳之島のメンターが、霧島市での研修の際に遠隔で知識を共有。
講座企画〜実施
教材・カリキュラム
「MOZER」
・HTML/CSSのテキストコーディングでWebサイト作りを学ぶ。
・全5回の講座で、基礎からオリジナル作品まで開発。
※MOZER、QUREOいずれもWebブラウザで利用するオンライン教材
「QUREO」
・ビジュアルプログラミングでゲーム作りを学ぶ。多彩なキャラクターとともにゲーム性を持たせたカリキュラム。
・丁寧な説明動画やガイドキャラクターにより、子ども自身が意欲的に学習を継続することができる仕組み。
講座の様子
<徳之島(小・中学生)>
- 「Webサイトとは何か?」という導入から、MOZERを使い、HTML/CSSの基礎を学ぶ。
- 講座の最終回に「徳之島らしさ」をテーマにしたオリジナルのWebサイトを制作し、発表。
- メンターのきめ細かな寄り添いや自学自習が可能な教材により、回を重ねるごとに生徒が自信を持つ姿が見られた。
<霧島(小学生)>
- 前半はQUREOを使いプログラミングの基礎概念を学習。後半は学んだ知識を使いオリジナルゲーム開発、チーム内での作品発表。
- ITを使ったものづくりの楽しさや工夫を体感できるアクティビティも実施。
<霧島(中学生)>
- MOZERを使ってHTML/CSSの基礎から応用を学ぶ。
成果
平成30年度実績
クラブ設置総数(ヶ所) |
2ヶ所 |
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講座実施総数(回) |
8 回 |
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構成員種別 | 主な属性 | 人数(名) | |
参加児童等 | 児童生徒等 |
小学3〜中学3年 |
43 名 |
上記以外 |
- |
- |
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メンター |
社会人、大学生、高専生 |
10 名 |
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サポーター |
社会人 |
4 名 |
自走化に向けて
- 画面上のキャラクターがメンターを務めるMOZER・QUREOにより少人数かつ現地のメンターで講座が継続開催できている。
- 地域間のサポーターが情報共有することで取組レベルを高めている。今年度実証で得た知識をマニュアル化し、地域で継続的にメンター育成・講座運営ができるような下地とする必要。
- 今後は、各地域のプロジェクトのプロジェクトマネージャーと講座のサポーター人材についても専門的な教育機会を設けることが必要。