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「Ku帯を用いた高速・大容量航空移動衛星通信システムの技術的条件」について
審議の結果、Ku帯を用いた高速・大容量航空移動衛星通信システムの技術的条件を取りまとめ答申。
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【内容】 |
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近年、光ファイバーやADSL、無線LAN等の活用による利便性に富んだインターネット利用環境の整備が急激に進められている中、航空分野においても、運行中の航空機内における旅客のEメールの送受信、ウェブページ閲覧等のインターネット接続サービスの提供等上空と地上間の高速かつ大容量データ通信に対するニーズが高まっていることから、これらに対応するため、14GHz帯(Ku帯)を利用した高速・大容量の航空移動衛星通信システムの技術的条件について取りまとめたもの。 |
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「5GHz帯の無線アクセスシステムの技術的条件」について
審議の結果、新たに設置する「5GHz帯無線アクセスシステム委員会」において調査・検討し、審議を進めることとした。
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【内容】 |
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近年、簡易かつ安価に家庭/オフィス内にインターネット接続環境を展開できる無線LANが急速に普及しており、また、ADSLの高速化やFTTHの進展にあわせ、無線アクセスシステムやホットスポットサービスにおいても、より高速な通信が求められている。このように周波数の追加割当てが急務となっていることから、我が国におけるこれら周波数帯での無線LANを含む無線アクセスシステムの制度化等を図るため、5GHz帯の無線アクセスシステムの技術的条件について、諮問があったもの。 |
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(3) |
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「携帯電話等の周波数有効利用方策」のうち「第3世代移動通信システム(IMT-2000)の高度化方策」について
審議の結果、「携帯電話等周波数有効利用方策委員会」において調査・検討し、審議を進めることとした。
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【内容】 |
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第3世代移動通信システム(IMT-2000)については、2001年10月にW-CDMA方式が、2002年4月にCDMA2000方式がそれぞれ導入され、すでに加入者数は1000万を越えており、第2世代から第3世代への移行が進みつつあることから、近年のインターネットの普及による高速のデータ通信ニーズが出てきており、それに対処するため、第3世代移動通信システムの技術の進展、HSDPA技術等の高速データ伝送方式の導入及び800MHz帯におけるW-CDMA方式の導入等の第3世代移動通信システム(IMT-2000)の高度化方策について審議を進めるもの。 |
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「2003年ITU無線通信総会(RA-03)の結果概要」及び「情報通信審議会情報通信技術分科会ITU−R部会の構成」について
ITU−R部会から、報告があり、了承された。
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【内容】 |
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ITU−R部会から、2003年ITU無線通信総会(RA-03)において1)研究委員会(SG:Study Group)から提出された勧告案の承認、2)次期研究会期の研究課題の採択、3)次期研究会期の研究委員会の副議長に日本から4名が選出、4)同時採択承認手続きやコスト削減等の作業方法の改善について、審議された等の報告があったもの。 |
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委員会の設置等について
諮問第2013号「Ku帯を用いた高速・大容量航空移動衛星通信システムの技術的条件」に対する調査検討が終了した委員会を廃止した。
また、諮問第2015号「5GHz帯無線アクセスシステムの技術的条件」の調査検討に必要な委員会を新たに設置した。
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<廃止した委員会> 航空移動衛星通信委員会
<新たに設置した委員会> 5GHz帯無線アクセスシステム委員会
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