(1) |
情報通信審議会への諮問事項
事務局より、資料1−1及び資料1−2に基づき、諮問事項「電気通信事業における緊急通報機能等の高度化方策」(平成15年11月27日諮問第2015号)について説明があった。 |
(2) |
委員会運営方針
事務局より、資料1−3に基づき、委員会運営方針案について説明があり、案のとおり承認された。また、委員会に主査代理を置くこととし、三谷政昭構成員が指名された。 |
(3) |
携帯電話作業班の設置
事務局より、資料1−4に基づき、携帯電話作業班の設置案及び構成員案について説明があり、案のとおり同作業班を設置することが承認された。また、同作業班の主任として、三谷政昭構成員が指名された。 |
(4) |
発信者位置情報通知機能に関する動向
ア |
事務局より、資料1−5に基づき、諸外国における緊急通報時の発信者位置情報通知機能の現状について説明があった。 |
イ |
益原和則構成員(警察庁)より、資料1−6に基づき、携帯電話等からの緊急通報の課題について説明があった。 |
ウ |
千田淳構成員(消防庁)より、資料1−7に基づき、携帯電話からの119番通報の現状と機能高度化に対する期待について説明があった。 |
エ |
安田豊構成員より、資料1−8に基づき、auにおける発信者位置情報の通知機能を利用したサービスについて説明があった。 |
オ |
二木治成構成員より、資料1−9に基づき、3GPP標準における位置情報サービス機能について説明があった。 |
【主な議論の内容】
○ |
構成員より、「緊急通報時は直前に測位した位置情報との差分計算のみ行う方法などにより、測位時間を短縮可能な実装方法を検討して欲しい」との意見があった。 |
○ |
構成員より、「高齢者や言語障害者等のように、緊急通報時に会話により的確に状況を伝達できない通報者でも、緊急通報受理機関における確実な対応を受けることができるような措置について検討して欲しい」との意見があった。 |
○ |
構成員より、「184等で発番号と位置情報の通知/非通知を同時に意思確認できるなど、意思確認方法は簡単な操作になるように検討して欲しい」との意見があった。 |
○ |
構成員より、「3GPP/3GPP2の議論を踏まえて作業班での検討を進めて欲しい」との意見があった。 |
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(5) |
その他
事務局より、資料1−10に基づき、今後の審議スケジュール案について説明があった。
次回会合は来年2月下旬又は3月上旬に開催することとし、電気通信事業における緊急通報機能等の高度化方策について関係者からの意見聴取を実施することとされた。 |