会議資料・開催案内等


情報通信審議会 情報通信技術分科会
緊急通報機能等高度化委員会(第1回)議事概要


1   日時
  平成15年12月1日(月) 1400分〜1600

2    場所
   総務省地下2階会議室

3    出席者(敬称略)
(1)   構成員
土居範久(主査)、淺谷耕一、石倉光明、大塚隆史、片岡茂、上岡宣隆、千田淳、
中山久男、樋口壽宏、二木治成、堀崎修宏、本多美雄、益原和則、松本隆明、
三谷政昭、安田豊、大和敏彦(以上17名)
(2) 事務局(総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課)
児玉電気通信技術システム課長、中沢課長補佐、他

4    議事
(1)   情報通信審議会への諮問事項
  事務局より、資料1−1及び資料1−2に基づき、諮問事項「電気通信事業における緊急通報機能等の高度化方策」(平成151127日諮問第2015号)について説明があった。
(2)   委員会運営方針
  事務局より、資料1−3に基づき、委員会運営方針案について説明があり、案のとおり承認された。また、委員会に主査代理を置くこととし、三谷政昭構成員が指名された。
(3)   携帯電話作業班の設置
  事務局より、資料1−4に基づき、携帯電話作業班の設置案及び構成員案について説明があり、案のとおり同作業班を設置することが承認された。また、同作業班の主任として、三谷政昭構成員が指名された。
(4)   発信者位置情報通知機能に関する動向
  事務局より、資料1−5に基づき、諸外国における緊急通報時の発信者位置情報通知機能の現状について説明があった。
  益原和則構成員(警察庁)より、資料1−6に基づき、携帯電話等からの緊急通報の課題について説明があった。
  千田淳構成員(消防庁)より、資料1−7に基づき、携帯電話からの119番通報の現状と機能高度化に対する期待について説明があった。
  安田豊構成員より、資料1−8に基づき、auにおける発信者位置情報の通知機能を利用したサービスについて説明があった。
  二木治成構成員より、資料1−9に基づき、3GPP標準における位置情報サービス機能について説明があった。
  【主な議論の内容】
  ○   構成員より、「緊急通報時は直前に測位した位置情報との差分計算のみ行う方法などにより、測位時間を短縮可能な実装方法を検討して欲しい」との意見があった。
  ○   構成員より、「高齢者や言語障害者等のように、緊急通報時に会話により的確に状況を伝達できない通報者でも、緊急通報受理機関における確実な対応を受けることができるような措置について検討して欲しい」との意見があった。
  ○   構成員より、「184等で発番号と位置情報の通知/非通知を同時に意思確認できるなど、意思確認方法は簡単な操作になるように検討して欲しい」との意見があった。
  ○   構成員より、「3GPP3GPP2の議論を踏まえて作業班での検討を進めて欲しい」との意見があった。
(5)   その他
  事務局より、資料1−10に基づき、今後の審議スケジュール案について説明があった。
  次回会合は来年2月下旬又は3月上旬に開催することとし、電気通信事業における緊急通報機能等の高度化方策について関係者からの意見聴取を実施することとされた。


<配布資料>
資料1−1  諮問第2015号「電気通信事業における緊急通報機能等の高度化方策」
資料1−2  緊急通報機能等高度化委員会構成員名簿
資料1−3  緊急通報機能等高度化委員会運営方針(案)
資料1−4  携帯電話作業班の設置について(案)
資料1−5  諸外国における緊急通報時の発信者位置情報通知機能の現状について
資料1−6  携帯電話等からの緊急通報の課題
資料1−7  携帯電話からの119番通報の現状と機能高度化に対する期待について
資料1−8  auにおける発信者位置情報の通知機能を利用したサービスについて
資料1−9  3GPP標準における位置情報サービス機能について
資料1−10 審議スケジュール(案)

参考資料   「電気通信事業における重要通信確保の在り方に関する研究会報告書」等









ページトップへ戻る