会議資料・開催案内等



情報通信審議会 情報通信技術分科会 ITU−T部会
移動通信ネットワーク委員会(第14回) 議事概要



1  日時  平成16年6月9日(水)10時00分〜11時20分

2  場所  総務省1階(低層棟) 共用第3会議室

3  出席者  (敬称略)
 専門委員   淺野 正一郎(主査)、中野 豊、堀崎 修宏、山本 浩治
 関係者 石若 正基、井戸上 彰、江見 覚、小森 秀夫、斉藤 隆志、
武田 幸子、中村 寛、中村 宏之、西山 竹志、濱井 龍明、
部谷 文伸、日比 慶一、藤井 輝也、藤原 雄彦、宮坂 公雄、
吉村 隆之
 事務局 金谷(総務省通信規格課長)、菅原(同課課長補佐)
、平野(同課)
  (注) 関係者はITU−Tセクターメンバー等

4  議事
(1)  第8回SSG IMT会合(平成16年4月19日〜4月23日)の結果について
 会合出席者より第8回SSG IMT会合の結果について説明があった。
 勧告草案Q.SNFB(Services and Network Capabilities Framework of Network Aspects for Systems Beyond IMT-2000)は、日本(日本電気1件、富士通1件、NTTドコモ1件)、ブラジル(1件)、韓国(サムソン1件)の入力文書に基づき進捗を図り、Q.1703としてAAP手順にコンセントされたこと等が報告された。
 また、その説明に関する質疑が行われた。主な内容は以下の通り。


SSGとNGNの統合に関しては、どのように議論されたのか。
 
→  イギリスやドイツは、SSGがNGNのモビリティを扱っており、モビリティのリードSGであるから、SSGとNGNを統合したいという主張だった。イタリアは、SSGにおいてはNGNのモビリティだけでなく、モバイルシステムについての検討が行われるので、SSGとNGNは統合しないほうが良いという主張であった。また、オフラインの議論での韓国は、最終的にSSGとNGNが一つのSGとして統合されるかもしれないが、SSGとNGNでは出発点が異なる等の理由のため、次会期でSSGとNGNを統合するのは時期尚早である、という意見もあった。また、ウガンダやインドは、モバイルの進展を考慮すると、SSGは引き続き独立のSGにしたいという様子であった。

課題7の合法的通信傍受(Lawful Interception)の内容に関しての議論はSSGで行わないことになったが、合法的通信傍受についてのSupplementは今年度末に完成する予定なのか。
 
→  今会合では合法的通信傍受についてのSupplementに関する寄書の入力がなかったため、今年度末には完成せず、次会期に持ち越しになった。

SSGの新課題において、課題1の継続である新課題Aと課題2の継続である新課題Bの検討分野の切り分けはどうなのか。また、新課題B「モビリティマネジメント」の題名から「NNI」が取れているので、課題2の内容より更に幅広い検討が行われる予定なのか。
 
→  課題Aではハイレベルな要求条件のアーキテクチャに関するものを検討し、課題Bではモビリティ管理に関する詳細なものを検討する予定である。また、新課題の題名に関する議論は特段なかったが、新課題Bは基本的に課題2の内容を継続する予定である。

(2)  その他
 4月5日〜7日にオタワで開催されたITU-T TSAG SG再編会合の結果について会合出席者より報告があった。
 本年10月に開催されるWTSA-2004へ向けた、SSG IMTの各課題への対処方針等の文書審議を7月中に行うこととし、詳細な日程は主査と事務局で相談の上、別途案内することとなった。


(3)  閉会


 
本件に関する連絡先: 情報通信政策局通信規格課標準推進係
 (電話 03−5253−5763)





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