会議資料・開催案内等



情報通信審議会 情報通信技術分科会
ITU−T部会 プロトコル委員会(第14回)議事概要



1   日時  平成16年11月17日(水)1400分〜1445

2   場所  経済産業省別館8階 827号会議室

3   出席者  (敬称略)
 
  専門委員   村岡 洋一(主査)、小松 尚久、田中 良明、吉田 敦、松本 潤
  事務局 田中(総務省通信規格課長)、菅原(同課課長補佐)、
寺岡(同課標準推進係長)、平野(同課標準推進係)

4   議事
1)   WTSA−04の結果(SG11SG17関連)について
  事務局より、SG11及びSG17に関連したWTSA−04の結果が報告された。また、WTSA−04においてSG構成の再編が行われたことを受け、新会期のITU−T部会の委員会構成の見直しを検討している旨が報告された。また、その報告に関する主な質疑及び補足事項は、以下のとおり。

  WTSA−04会合では、ITU−TのSG構成を再編成するにあたり、NGNに関するSGをどうするかということについて議論された。対象になったのはSG13SG11である。SG11については、NGNのシグナリングだけでなく、他の様々なシステムにおけるシグナリングについても統合的に検討することになり、SG11は独立することになった。これは、日本が中心になってまとめ、合意したもの。
  また、SG11で検討が行われてきたNGNのシグナリングの要求条件(テクニカルレポート)に関する一部の作業は、SG11からSG13に移った。
  また、SG16で検討が行われてきたメディアゲートウェイコントロールのプロトコル(ネットワーク)に関する部分はSG11で検討することになった。

  NGNは、以前、次世代のパケット交換型ネットワークと言われていたが、資料ではオールIP型ネットワークと書かれている。IPというとパケット交換の中でもかなり限定されるが、現在の状況はIPに限定しようということなのか。NGNの定義でもそうなっているのか。
  NGNの定義に関する勧告案としては、IPではなく、パケットベースとなっている。(なお、本勧告案はAAPの手続きによりコメントが出たため、次回のSG13会合において議論される予定。)

 スパムメールに関する何らかの具体的な数字が、決議等のWTSA−04の資料の中に出ているのか。
  スパムがトラフィックに占める割合いについては、決議中に明記はなく、その他の資料にも特にない。その他の関連情報については、別途連絡する。

2)   第1回SG11会合(平成16年12月6日〜12月10日)への対処について
  会合出席予定者より第1回SG11会合の対処方針について説明があった。
また、その説明に関する主な質疑は以下のとおり。
   課題E/11ではQoSシグナリング等の要求条件を検討するとあるが、IPプロトコルに対するQoSが主に検討されるのか。IP以外の他のトランスポートも検討されるのか。
  新会期の検討内容の詳細については不明だが、TRQ.QoS.SIG.cs1(IPQoSのシグナリング要求条件)が引き続き検討される予定であり、IPベースのQoSに限っていると思う。
3)その他
  事務局より、新会期のSGに対応するITU−T部会の検討構成が12月3日のITU−T部会で決定される旨が報告された。次回以降の開催日程については、詳細な日程は主査と事務局で相談の上、別途案内することとなった。
  
 
4)   閉会
  以上



本件に関する連絡先: 情報通信政策局通信規格課標準推進係
 (電話 03−5253−5762)






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