課題1(コロケーション、アンバンドリング) |
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コロケーション時のEMC問題の対策方法及び責任の考え方等について記載した勧告草案K.corについて、EMIトラブルの事例やその解決手順の具体例を追記した修正案を提出し、完成度を高め早期の勧告化を目指す。 |
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複数の広帯域アクセスサービスが複数の事業者により提供されているアンバンドルケーブルで、不要放射による無線障害が発生した場合の解決手順を記載する勧告K.eunの構成案を提案し、勧告化に向けて審議を開始。 |
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勧告K.eunでは、測定できない場合に解析的手法によって、不要放射を評価することが考えられるため、NTTでのこれまでの評価結果について紹介し、評価手法のK.eunへの反映を図る。 |
課題2(広帯域アクセス網のEMC) |
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勧告K.60(通信ネットワークからのエミッション抑制と試験法)の改定案の内容を確認し、前回の会合と同様に、国内での検討結果を受け賛成の立場で対処。 |
課題3(無線周波電磁環境の分類と健康への影響) |
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前回と同様に動向を把握し、測定方法や評価方法に技術的問題が生じないように対処。また勧告に付属のソフトウェアについても、技術的な問題が生じないように対処。 |
課題7(数学的モデルによるEMC予測) |
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K.62改定案の内容について動向把握し、方向性や具体的内容が不合理なものとならないよう対処。 |
課題8(ホームネットワーク) |
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新勧告K.hnwの修正案を提出するとともに、対象となる機器の明確化や事例データの充実化を図り、勧告化に向けた審議を行う。 |
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勧告草案K.hnwについては、フランスからの寄書TD.394を事例として追加すると同時に、これまでの審議結果を受けた修正を行って勧告化の進捗を図る。 |
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電磁環境の測定例を示すことによって、ホームネットワークにおけるノイズの状況について紹介し、バーストノイズであるEFT/B試験方法について、IEC61000-4-4 2ndとの対応を明確にする。 |
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映像系以外のIPベースのサービスにおける実際の故障事例を紹介し、IPベースのサービスの品質保証に向けたEMCの課題について明確にする。また、ホームネットワークにおける課題についてもその重要性をアピール。 |
課題12(既存EMC勧告の見直しと改定) |
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日本が作成を提案していたK.low(150KHz 以下のEMC規定)について草案の審議に積極的に寄与し、勧告化の進捗がはかれるように対処。 |
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K.high (1GHz 以上のEMC規定)については、CISPR等の動向を考慮しながら規格条件を整理していく方針になっており、検討の方向性を確認しながら対処。 |
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K.low、K.highともに、草案の内容を確認し、日本のインフラの条件も反映できるように対処。 |
課題15(電磁波セキュリティ) |
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K.sec(電磁波セキュリティに関する適用ガイド)、K.hpem(HPEMの通信システムに対する脅威)、K.leakage(電磁波漏洩問題の試験・対策法)の修正草案と、K.hemp(HEMPの通信システムへの要求条件)の草案を提出し、早期の勧告化に向けた審議を行う。 |
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K.leakageについては勧告草案の他、PCからの漏洩信号の内の画像情報の評価・試験方法について寄書を提出。 |
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K.hempについては、 IEC SC77の動向及び既存の規格や勧告との協調を図った改定案を提出して、早期の勧告化をめざす。 |
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K.hpemについては、IEC規格との整合を図りつつ、これまでの議論を反映させた改定案を提出し審議の進捗を図る。 |
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K.secについては、他の勧告との関係を明確にした上で、情報セキュリティ上の課題を解決するための手順や考え方、対策法等の記載を充実させた改定案を提出して審議の進捗を図る。 |
課題16(情報社会のEMC規定) |
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新勧告K.emc(デジタル無線の動作による2.4/5GHz 帯域の電磁環境特性)の修正草案と、K.tnt(通信設備環境外での無線装置のEMC要求条件と対策法)の草案が提出される予定。方向性や具体的検討項目等が、技術的に不合理なものとならないように対処。 |