会議資料・開催案内等



情報通信審議会情報通信技術分科会ITU−T部会
IPTV特別委員会(第1回)議事概要


  1. 日時 平成20年4月10日(木) 1530分〜1730

  2. 場所 総務省低層棟1階 総務省第1会議室

  3. 出席者(敬称略)

    関係者
     伊東晋(主査)、榎並和雅(主査代理)、岸上順一(主査代理)、新井篤、荒巻隆志、岩瀬宗彦、内田正之、岡村智之、笠井康伸、河合直樹、小林哲、 佐藤和紀、柴田巧一、杉本明久、関祥行、棚橋淳一、内藤悠史、中井正一郎、西豊太、西本裕明、野田勉、長谷山美紀、村井俊雄(平川秀治 代理)、福井省三、福與喜弘、松本修一、 美濃屋靖、宮崎雅也、村山優子、山西正人、山本秀樹、青木利和(TTC IPTV専門委員会)、今中秀郎(TTC IPTV専門委員会)

    事務局
     田中宏(通信規格課長)、荻原直彦(同課標準化推進官)、川崎光博(同課開発係長)、山崎浩史(同課標準推進係)、小鹿昌敏(地域放送課課長補佐)

  4. 議事概要
    (1) IPTV特別委員会の設置及び運営について
     事務局より資料2−IP−1−1、資料2−IP−1−2に基づき、本委員会の設置及び運営について説明が行われた。「資料2−IP−1−2 IPTV特別委員会の運営について(案)」は、特段意見なく承認された。また、伊東主査より、主査代理として、榎並氏、岸上氏が推薦され、任命された。

    (2) ITU−TにおけるIPTVの検討状況について

    (3) 国内のIPTVに関する技術動向について
     青木氏より、資料2−IP−1−3に基づきFG−IPTV及びIPTV−GSI(第1回)の結果概要について、説明が行われた。また、国内のIPTVに関する技術動向について、岸上主査代理より口頭で説明があった。

    (4) IPTV−GSI(第2回)への対処方針(案)について
     資料2−IP−1−4から資料2−IP−1−9−4について、各技術分野の担当者から説明があった。主な質疑は以下のとおり。

    【技術分野について】
    IPTV―GSIでは、技術分野を4つに分けて検討するとのことだが、その分け方の考え方は。
    FG-IPTVでは、技術毎に6つのWGを設定していたが、IPTVGSIでは複数のSGが合同で検討するため、FG成果物を基にした勧告草案を扱うSGに合わせる形で、4つの技術分野に分けた。アーキテクチャ分野はSG13QoEについてはSG12、コンテンツ保護についてはSG17、End SystemについてはSG9SG16を中心に、それぞれ成果物を割り振っている。それ以外にも、会合参加者が円滑に議論を行えるよう、参加者の意見も踏まえ、調整したものである。

    【ネットワークアーキテクチャ技術分野】
    IPTVのアーキテクチャと要求条件について、5月または9月にコンセント予定となっているが、日本として十分な内容となっているのか。
    コンセントの時期については、予定どおりに完成できるかわからない。ただし内容については、TTCIPTV専門委員会等で議論しており、基本的に日本が必要としている内容を盛り込んでいる。

    QoE技術分野】
    QoEについては、ある意味で新しい概念であることから、勧告化の段階になるといろいろと問題が出てくると思うがどうか。
    FG−IPTVのときから日本の提案を入力しており、問題ないと認識している。

    【End System技術分野】
    H.iptv-hnへの寄書について、”sufficient badwidth”とあるが、用語を合わせる上で、”sufficient margin”等に修正いただいてはどうか。また、チャネル数が変わった際に必要なマージンが変わってくるとの記述があるが、例えば、FECの有無等によって必要となる”sufficient margin”が変わってくるという記述の方が良いのではないか。
    用語については、修正する。”sufficient margin”について、今回はサービスとして1チャネルを提供していれば要求を満たしていることとした。提供されるチャネルの数については、今後の検討課題である。
    ならば、チャネル数については、exampleではなく、新しく項目を立てて記述されてはどうか。
    修正する方向で検討させていただく。

    H.iptv-hnへの寄書について、コーデックを一覧として載せているが、これはこのコーデックしか認めないということか、それとも例示しているのか。AVSなどは内容が明確になっていない。
    当寄書はコーデックの議論をするという主旨のものではない。コーデックの一覧は、QoEの要求条件文書で記述されているものを引用した。
    例えば、これらがAnnexに記述されると文書に拘束力が出てきてしまう可能性があるので、懸念している。一覧については、exampleとしてはどうか。
    引用元であるQoEの要求条件文書は勧告化に向けて議論が進んでいるので、コーデックの一覧については、そちらで論じられるべき議論ではないかと思う。
    このコーデックの一覧はどのような経緯でできたものか不明である。ITU−Tの議論なので、MPEGではなく、H.262H.264と記述する方が正しいのではないかと思う。
    ITUの勧告としてリファーできるものは、ITUの勧告及びA.4A.5で規定されているrecognized organizationの勧告である。新たなコーデックをリファーするためには、ITUで勧告化するかrecognized organizationになってもらうことが必要だと思う。
    TTCのIPTV専門委員会の方で整理・検討いただけるとありがたい。
    了。

    IPTVの端末デバイスで地域性がでてきてしまうのは問題である。技術的にクリティカルな部分がどこにあるのか、TTCでまとめていただき、次回報告いただけるとありがたい。
    了。

    (5) その他
     事務局より、資料2−IP−1−11、資料2−IP−1−12について説明があった。また、今後の予定について、IPTV−GSI会合後に開催を予定しているNGN−GSI会合及びSG12会合へのIPTVに関する対処方針及び寄書等の審議については、メールにて審議することとなった。
      次回のIPTV特別委員会については、IPTVGSI会合(第2回)の結果報告とIPTV−GSI会合(第3回)への対処について審議する予定。開催については、6月上旬を予定しており、詳細については、主査、主査代理と相談の上、別途事務局より連絡することとなった。



以上


本件に関する連絡先
情報通信政策局通信規格課開発係
(電話 03−5253−5763
情報通信政策局地域放送課開発係
(電話 03−5253−5809




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