会議資料・開催案内等


情報通信審議会 情報通信技術分科会 ITU−T部会
電磁防護・屋外設備委員会(第26回)議事概要


  1.  日時 平成20年8月25日(月)16時30分〜18時00分

  2.  場所 中央合同庁舎第2号館 6階会議室(旧401会議室)

  3.  出席者(敬称略)
    (1)  専門委員
    日 邦彦(主査)、森田 茂男、冨田 茂
    (2)  関係者
    石川 弘樹、大石 貴之、荒木 則幸、岡戸 寛、古敷谷 優介、小林 隆一、垂澤 芳明、土田 健一、富永 哲欣、永井 清俊、服部 光男、平田 稔、平原 実、北村 智善、松本 孝純、関口 秀紀
    (3)  事務局
    田原(電気通信技術システム課長)、菅田(同課課長補佐)、柳橋(同課調整係長)、佐藤(同課調整係)

  4.  議事概要
    (1) SG6全体会合 結果報告
        関係者より、4月14日から4月18日まで武漢(中国)で開催されたITU-T SG6(屋外設備)第6回会合について結果報告があった。
    結果報告概要
     
      課題1(屋外設備の環境・安全手順)
      L.2「通信線用木柱の保護」の改訂勧告修正案を次会合での合意に向けて、作成することとなった。
      L.24「屋外設備の廃棄方法」について、本会合までに作成されることとなっていた改訂勧告修正案は提出されなかった。
      課題2(基盤設備とケーブル・装置の建設)
      新勧告案「ワイヤレスセンサネットワーク(WSN)を用いた屋外設備の監視」について、各国からのコメントに基づいた修正案を提出することとなった。
      新勧告案L.teib「ビル内光配線システム」について、日本のコメントを修正勧告案に反映させることとなった。
      L.cis「下水道への光ファイバケーブルの布設方法」の新勧告修正案が合意された。
      新勧告案「架空ケーブルを支える電柱のマネジメント」の修正案を提出することとなった。
      課題3(メタル・光網における屋外設備のアンバンドル及び共有)
      L.62について、質問状の回答結果から、改訂やL.shropt新規制定の必要は無いとの結論に達した。
      課題4(NE管理のための支援システム)
      新勧告修正案L.idsa「IDタグを用いた基盤設備・ネットワーク構成品の管理を行うOSSの要求条件」について、日本から提案された設備データベースへの相互接続に関する記述の修正とエディトリアルな修正を加えて合意された。
      課題5(ブロードバンドアクセスにおけるメタルケーブル/網及び光接続機器)
      新勧告修正案L.coloopおよびL.coaccについて審議し、それぞれ、エディトリアルな修正を加え合意された。
      課題6(光ファイバケーブル網の保守)
      ラポータ(日本)より提出された次会期(2009-2012年)のStudy Plan案について審議し、合意された。
      課題7(光ファイバケーブルの構造)
      ラポータ(日本)による新勧告案L.cpmc「空気圧送用光ファイバケーブルエレメント」および新勧告案「下水道用光ファイバケーブル」について審議し、修正を加えて合意された。
      ブラジルより事例が紹介された光ドロップケーブルについて、次会期以降、勧告化のプロセスを始めることとした。
      課題8(アクセス系光ファイバ網の設計)
      ラポータ(日本)より提出された次会期(2009-2012年)のStudy Plan修正案について審議し、合意された。
      課題9(クロージャ、成端・配線架、屋外設置受動部品)
      改訂勧告案L.18「メタル通信線用クロージャ」について、日本からコメントされたクロージャへのIPコード規定の削除などの修正を加え、合意された。
      L.50について、ODAF (Optical distribution assembled frame: 集合型ODF)に対応すべく、改訂案を提出することとなった。

    (2) WTSA08 SG5対処案について
        関係者より、10月21日から10月30日までジュネーブ(スイス)で開催されるWTSA-08について、SG5の対処方針案の審議が行われた。
     ○対処方針案概要
    SG5からWTSA-08に提出される勧告案はない。
    課題の見直しについては、基本的にSG5からのレポートにある方針を支持する。
    以下の3課題を重要研究課題として、これらについて日本の状況を反映させながら、勧告化の促進を図っていく。
    (1) ブロードバンド、ユビキタスに関するEMCの課題
    (2) 電磁環境に関する情報通信装置のセキュリティ
    (3) 通信システムの過電圧防護及び通信システムのアースとボンディング

    (3) WTSA08 SG6対処案について
        関係者より、10月21日から10月30日までジュネーブ(スイス)で開催されるWTSA-08について、SG6の対処方針案の審議が行われた。
    ○対処方針案概要
    SG6からWTSA-08に提出される勧告案はない。
    SG6の再編について、これまで通り光ファイバ関連課題をSG15に、メタルケーブル関連課題をSG5に振り分ける案を支持する。ただし、他の案が採用されても日本としては大きな問題はないため、WTSAでの採択状況に応じて適宜対処する。
    その他課題の見直しについては、基本的にSG6からのレポートにある方針を支持する。
    以下の3課題を重要研究課題として、これらについて日本の状況を反映させながら、勧告化の促進を図っていく。
    (1) 光ファイバ網の保守
    (2) 光ファイバケーブルの構造
    (3) アクセス系光ファイバ網の設計

    (4) その他
    10/30にWTSA-08が終了し、11/24〜28にSG5、12/8〜12にSG6の全体会合があるため、全体会合の対処案審議およびWTSA-08の報告を行うべく、SG5対処方針案の期限の関係から、次回(第27回)の委員会は11/10〜14に行うこととなった。


    以上
本件に関する連絡先:
総合通信基盤局電気通信事業部
電気通信技術システム課
(電話0352535858







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