平成23年度地方財政審議会議事要旨(平成23年6月21日)
日時
平成23年6月21日(火)10時00分〜11時30分
場所
地方財政審議会室
出席者
(委 員) 神野 直彦(会長) 佐藤 信 木内 征司
中村 玲子 松本 克夫
(説明者) 自治財政局公営企業課準公営企業室 課長補佐 平沢 克俊
議題
東日本大震災に係る汚水処理施設の被害状況について
今回の議題は、東日本大震災により被害を受けた下水道、集落排水施設及び浄化槽の被害状況及び復旧事業に係る財政措置について説明するものである。
要旨
標記の件について、説明を受け、質疑応答及び意見交換を行った。
(主な内容)
〇 屎尿や生活雑排水については、単に従来の施設設備を復旧させるというのではなく、環境なども配慮した新しい視点を入れた考え方も検討すべきではないか。それぞれの地域の実情にふさわしい処理方法が検討されるべきと思う。
〇 汚水処理に関して、日本では国土交通省、農林水産省、環境省と分かれており、それもあって、必ずしも地域にふさわしい処理方法で実施されていると言えない面があるのではないか。
〇 仙台市南蒲生浄化センターは、もともと規模が非常に大きく、本復旧まで3、4年、工事費も1,000億円以上かかるとのことだが、できるだけ早く本復旧されることが望ましい。その場合、適正な規模についても十分検討する必要があるのではないかと思う。
〇 震災以降、下水処理に関して健康被害は出ているか。
→ 悪臭等は発生しているが、健康被害まで至っているという話は聞いていない。
〇 マンホールトイレが応急措置として利用されているが、これはどういうものか。
→ マンホールトイレは、下水用マンホール内に、汚物を直接廃棄するため、避難所などに設営する災害用仮設トイレ。阪神大震災を教訓に、各地の地方公共団体で配備が進んできている。
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