平成24年度地方財政審議会(6月1日)議事要旨
日時
平成24年6月1日(金)10時00分〜12時00分
場所
地方財政審議会室
出席者
(委員) 神野 直彦(会長) 佐藤 信 木内 征司
中村 玲子 松本 克夫
(説明者) 自治税務局市町村税課 課長補佐 和田雅晴
議題
ふるさと寄附金について
今回の議題は、個人住民税におけるふるさと寄附金について、寄附金控除制度の概要や制度創設の経緯等の説明を受けるものである。
要旨
標記の件について、説明を受け、質疑応答及び意見交換を行った。
(主な内容)
○ 所得税は再分配機能としての性格、住民税は地域社会の会費としての性格を持っている。税額控除については、こうした国税、地方税の基本的性格の違いを踏まえたうえで、その原理原則を大きく崩すことのないよう、よく考えなければならない。
○ 地方公共団体によっては、基金を設けて寄附金を受け付けている例もあるが、これもふるさと寄附金の対象となるのか。
→ 地方公共団体への寄附金であり対象となる。
○ 東日本大震災に係るふるさと寄附金については、日本赤十字社等の募金団体を経由する場合もふるさと寄附金の対象になるとのことだが、地方公共団体において募金団体を条例で指定する必要があるのか。
→ 条例で指定する必要はない。最終的に募金団体から地方公共団体へ拠出されることが明らかであれば、ふるさと寄附金として取扱う。
○ 所得税に適用がなく、住民税のみに適用される政策的な税額控除は他にあるのか。
→ 住民税のみに適用されるものは他にはない。
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